出版社内容情報
障害とは何か。育つとは、育てるとは、生きるとは、どういうことか。特別支援教育専門の著者による18トリソミーのわが子の記録
はじめに
書いているひと
出生前診断
学者という親
NICUという聖域
呼吸が危ない
告知と調査
MRIを読む保護者
サツバツとした病室
退院イコール24時間
アラームはうるさい
1日6食
飼育員、疲れる
パスポートの作成
あらまぁ何か月?
鼻に管は痛い
マニュアルは無い
邪魔な論文
お役所のお仕事
予防接種で体調不良
大丈夫だよ意織くん
トラブルは夜起きる
ナゾの症状
東北への旅
そういえば5歳
入学式
おわりに
郷右近 歩[ゴウコン アユム]
博士(教育学)。三重大学教育学部准教授。著書に「特別支援教育におけるコーディネーターの役割」(2008,ナカニシヤ出版)、「Trisomy 18: A case study」(2010,ナカニシヤ出版)、「Romantic Science: A case study」(2011,ナカニシヤ出版),他。
目次
書いているひと
出生前診断
学者という親
NICUという聖域
呼吸が危ない
告知と調査
MRIを読む保護者
サツバツとした病室
退院イコール24時間
アラームはうるさい〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hideko
0
人に関わる仕事の難しさを感じます。真摯な姿勢でいなければ。2016/12/19
虹の蛇
0
18トリソミー児 意織君についての育児記録。特に、著者である父親が特別支援教育の専門家のため、その専門家視点からの指摘が新鮮でした。今まで18トリソミー児にどんな障害があるのか、病院でどんな風に扱われるのか全く知りませんでしたが、その一端を初めて知ることができました。2016/10/29
tt6
0
私も娘が18トリソミー児です。 重症心身障がい児との生活での楽しいこと・苦しいこと・不条理が軽やかに描かれています。 軽やかに感じるのは、きっと言葉を削ぎ落しているからではないかと思います。 神様からもらったいのちを精一杯輝かせた子どもと、その子どもを愛をもって育て、職業柄観察する父親のお話が素敵です。2019/10/13