内容説明
「生きる意味」を援助する看護と教育には何が必要か。私たち自身が「思想」をし、「考える」ために。
目次
第1部 サイエンスとアート(看護と教育―「近代」という時代の看護と教育;「近代看護」の特徴と問題―看護の「科学化」と「脱宗教化」をめぐって;「科学」とは何か―近代科学の起源、性格、力;近代科学の人間観と自然観―デカルトがもたらした「人間と機械」という問題;「心の科学」は可能か?―心理学によって人間の「心」を知ることはできるのか?;科学と哲学と宗教―「確かめる」「考える」「信じる」の違い)
第2部 「生きる意味」の援助(「スピリチュアル」とは何か―とくに「メンタル」と「スピリチュアル」の違いを中心に;実存的苦悩―「スピリチュアル・ペイン」の哲学的意味;なぜ「生きる意味」なのか―ヴィクトール・E.フランクルの思想と実践(1)
「生きる意味」の実現方法―ヴィクトール・E・フランクルの思想と実践(2)
偶然と運命―九鬼周造の哲学を手がかりに
障害の存在理由(?)―「この子らを世の光に」という障害者教育思想
苦しみに意味はあるのか?―H・S・クシュナー『なぜ私だけが苦しむのか』を読む(1)
苦しむ人を助けるもの―H・S・クシュナー『なぜ私だけが苦しむのか』を読む(2))
著者等紹介
古川雄嗣[フルカワユウジ]
1978年、三重県生まれ。京都大学文学部および教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。大阪医療センター附属看護学校非常勤講師等を経て、北海道教育大学旭川校講師。担当は道徳教育、教育哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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