内容説明
哲学の問いは、身の回りの不思議、驚きからはじまる。あなたの「あたり前」を「驚き」へと導く哲学入門!
目次
序章 哲学をはじめよう
第1章 私と他者
第2章 美
第3章 論理
第4章 数学
第5章 自由
第6章 知識
第7章 社会
著者等紹介
戸田剛文[トダタケフミ]
昭和48年生まれ。京都大学人間・環境学研究科准教授
松枝啓至[マツエケイシ]
昭和53年、熊本県生まれ。大阪工業大学非常勤講師
渡邉浩一[ワタナベコウイチ]
昭和56年生まれ。京都女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ノンミン
4
哲学の入門書で、若手の著者によって自由な雰囲気でいくつかの項目について、哲学の仕方について記載されていた。印象に残ったのは、「美」について、これは驚きを感じること、「数学」は証明の際に妙案を思いつくことが重要な要素となること、「論理」は相手の主張を妨げないで議論をできるようにすることについて、著者の意見に同意することがいくつかあった。2020/03/01
お抹茶
2
哲学をわかりやすく解説。私とは自分自身の進退と心が統合されたものと理解する。自分自身のさまざまな心の状態は,意識するという仕方で私に現れる。言葉に矛盾のない解釈を与えて衝突する部分を調停することで,その言葉を理解できたといえる。我々は自然法則に縛られ,自由ではないという考え方もあるが,不規則性からくる価値を受け入れ,そこから生じる自由の感じを享受したほうがよい。社会は秩序だった構造を示さず混沌としていて,私は必ずしも一貫した秩序を持たずに複数の集団に属している。2017/04/23