内容説明
アジア・太平洋の地域統合はいかにあるべきか。世界経済の混乱のなかで、経済の安定・発展のための国家間協力はいかにして可能か。グローバリズムの行きづまりのなかで、地域の諸国家間の協力を通じて経済の安定・発展を維持する試み。
目次
アメリカ経済の不均衡と世界金融危機
グローバル・インバランスと世界金融危機―グローバルな新自由主義成長レジームの役割
国際的不均衡の国内的起源と金融危機後の国際協力の可能性
グローバルな金融機構とリージョナルな金融機構の調整
東アジア金融協力の国際政治
アジア・太平洋地域で重層的に模索される貿易、投資の自由化―アジア太平洋経済協力(APEC)における取り組みを中心に
地域協力制度の進展と制約―EASとTPPを事例として
民主党政権における日本のFTA政策
日米貿易交渉およびその有効性への評価―中国に対する参考意義について
人民元の国際化をめぐる中国国内議論の変遷
アメリカ産牛肉市場開放の政治経済学
「なぜリージョナリズムなのか」再考
著者等紹介
中逵啓示[ナカツジケイジ]
1953年生まれ。1985年シカゴ大学大学院博士課程修了。歴史学博士(Ph.D.)。現在、立命館大学国際関係学部教授。専門は国際史、国際政治経済学、アジア太平洋の国際関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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