内容説明
「和解」とは何か。それはいかにして可能か。その思想的系譜をたどり、国内・国際政治のさまざまな事例をもとに考察する。
目次
紛争の政治学・和解の政治学
第1部 政治思想としての和解・政治理論における和解(同意から和解へ―思想史の視点;ユダヤ=キリスト教の伝統と「和解」―和解の途上性を見据えつつ;分断社会における「和解」の制度構築―レイプハルトの権力分有モデルを中心に ほか)
第2部 国内社会における紛争と和解(スウェーデンの移民問題と政治;世代間の対立/連帯と福祉国家;「分かれたる家は、立つこと能わず」?―アメリカにおける政党間対立の拡大と社会集団の相互作用 ほか)
第3部 国際社会における紛争と和解(日本の戦後和解と経済協力;ドイツとイスラエルの「接近と和解」―ルクセンブルク補償協定への道、1949‐1953;国際社会における法の支配と和解 ほか)
著者等紹介
松尾秀哉[マツオヒデヤ]
1965年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、聖学院大学政治経済学部教授。ヨーロッパ政治、比較政治学専攻
臼井陽一郎[ウスイヨウイチロウ]
1965年生まれ。早稲田大学社会科学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、英国・リーズ大学大学院法学研究科論文修士課程修了。現在、新潟国際情報大学情報文化学部教授。EU政治専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
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