内容説明
なぜ平城遷都が行われたのか。平城京の都市計画は?―。
目次
第1章 藤原不比等と平城京―時の権力者がなぜ遷都したのか(不比等と平城京遷都;中国都城の類型―「『周礼』型」と「長安城型」;藤原京の造営理念;平城京の造営理念;平城京造営と遣唐使)
第2章 藤原京から平城京へ―国造りとしての遷都(史上はじめての遷都―画期的な藤原宮;遷都の「作法」;平城遷都の理由;「国家」を意識した人々)
第3章 平城京十条条坊をめぐって―平城京の都市プランを考える(平城京と条坊について;十条条坊遺構の調査(十条大路以外)
羅城の調査
十条大路の調査)
第4章 平城遷都の理由と平城京の都市プランを考える(なぜ、平城に再遷都されたのか;中国からの情報ルート;藤原京のモデルは?;平城京のモデルは?;考古学の視点でみる;羅城はあったのか;会場との質疑応答)
著者等紹介
東野治之[トウノハルユキ]
歴史学者。1946年、兵庫県西宮市生まれ。奈良大学文学部文化財学科教授。大阪市立大学大学院修士課程修了。博士(文学)。奈良国立文化財研究所技官、大阪大学文学部教授を経て1999年より現職。2010年日本学士院会員。専門は日本古代史、日本古代史科学
寺崎保広[テラサキヤスヒロ]
歴史学者。1955年、山形県村山市生まれ。奈良大学文学部史学科教授。東北大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。奈良国立文化財研究所主任研究官を経て、2000年より現職。専門は日本古代史、飛鳥・奈良時代史
山川均[ヤマカワヒトシ]
考古学者。1961年、石川県金沢市生まれ。大和郡山市教育委員会主任。奈良大学文学部文化財学科卒業。博士(文学)。専門は日本中世考古学
坂井秀弥[サカイヒデヤ]
考古学者。1955年、新潟県新潟市生まれ。奈良大学文学部文化財学科教授。関西学院大学文学研究課博士前期課程修了。博士(学術)。新潟県文化財行政課、文化庁主任文化財調査官を経て2009年より現職。専門は古代から近世までの総合的地域史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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