内容説明
簡単でわかりやすく利用でき、みんなの幸福に役立つ金融のあり方を目指して。
目次
第1章 公共性研究の方法と公共性三元論(公共性研究の方法;私的利用様式;共同利用様式;公共性諸学説の検討;国際共同利用様式と国際公共性諸学説の検討)
第2章 金融の公共性諸学説(「非排除性・非競合性」諸学説の検討;「外部性」諸学説の検討)
第3章 金融の公共性(富の共通の等価物としての貨幣;金融システム;貨幣の三代悲劇;金融の公共性とその特性)
第4章 社会的責任金融・国際的責任金融(貸手責任;社会的責任金融;国際的責任金融;世界金融危機と金融の公共性―巨大複合金融機関の分割・解体にむけて)
終章 金融ユニバーサルデザイン(公共性とユニバーサルデザイン;ソフトウェアーユニバーサルデザイン;金融の公共性の発展指針としての金融ユニバーサルデザイン;金融ユニバーサルデザインの定義と原則;金融ユニバーサルデザインの適用領域と関連領域)
著者等紹介
紀国正典[キノクニマサノリ]
1948年生まれ。立命館大学法学部卒業、京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。修士(経済学)。高知大学人文学部に30年間勤務のあと高知大学人文学部教授を退職、高知大学名誉教授。国際金融論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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