内容説明
様々な授業改善の営みの中から浮かび上がったキーワードは「納得感」。学生の自主的な学びの力を引き出す数々の方法やフィードバックをもたらす様々なツールを用いた意欲的な授業実践を集約した大学教育の新展開。
目次
第1部 授業改善への鍵(今日の教員と学生;納得感を高める授業プロセス)
第2部 納得感を高める授業事例(納得感を高める次世代型教養教育;環境教育におけるアクティブ・ラーニング;納得感を基盤にした国際理解教育の展開―I‐STEPの実践から;健康教育における実践事例―体験学習を軸にして)
第3部 学生へのサポート(仲間の力で育つ納得感;教育実習における学生の「納得」と成長を促すメンタリング)
総括(「納得感」ある授業をめざして)
著者等紹介
山地弘起[ヤマジヒロキ]
長崎大学大学教育機能開発センター准教授
橋本健夫[ハシモトタテオ]
長崎大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
n-shun1
2
2012年出版。この12年のうちに大学教育は変わったのか?大学生は変わったのか?納得は在学中にも卒業後(退学後)にも生じる。納得は学習者自身の主体的活動が前提だろう。納得と満足は違う?同じ?全般的な納得,一部納得。納得を生み出す授業や教育課程。18歳人口がしばらくすると急速に減じてくる。そうなると,学生本位という美名のもとに大学が大学であることをやめる日がくるだろう。本当に学びたい,成長したい,変わりたいに応えられる環境を提供できる大学とできない大学。外国の大卒と比べるとあれれ?なんてことになるかも。2024/07/02