内容説明
離島にみる日本の地域社会の課題。生業・地域自治組織・人口変動・地価・エコツーリズム・国際関係・介護制度から伝統文化の継承まで、多角的に分析。
目次
第1部 離島の「文化」と地域力(現代与論島に見る地域住民組織の社会的現実―琉球と薩摩の間で;地域におけるナショナルなもの―与那国の対外戦略;離島における地域課題の解決方途としてのガバナンス―鳩間島の島興しを事例として;伝統行事、祭祀の継承と地域の持続性―波照間島の学校の取り組みを事例として ほか)
第2部 離島社会を解読する(八重山群島における人口変動と離島振興事業;石垣市における移住ブーム―地価・経済分析を中心に;沖縄離島の高齢者を支える公的制度―八重山圏域の介護保険料較差を検討する;沖縄における自治公民館と公民館事業の展開―「最大動員システム」による人材育成の課題 ほか)
著者等紹介
杉本久未子[スギモトクミコ]
同志社大学大学院文学研究科博士課程修了。環境社会学・地域社会学専攻。博士(社会学)。大阪人間科学大学教授
藤井和佐[フジイワサ]
奈良女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学。地域社会学・政治社会学専攻。博士(学術)。岡山大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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