内容説明
知識が成立する場所としての「意識」はどこから生まれるか。知識研究は真実在の探究をいかに深化させたか。「知識論」を鍵に西田哲学を研究する。
目次
西田哲学において知識論を研究する意義
第1部 知識構成における場所概念の役割(意志の哲学から場所の哲学への転回と連続性;知識構成の地平としての意識―「進論式的一般者」と経験的知識の問題)
第2部 直観的事実と知識生成(知識構成の根柢の叡智界;知識の客観性を保つ地平としての事実)
第5部 西田哲学におけるロゴス的世界観と知識生成の省察(知識を生み出す根源への省察)
著者等紹介
田中潤一[タナカジュンイチ]
1977年京都市に生まれる。2001年大阪大学文学部卒業。2006年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定退学。2010年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、長岡技術科学大学工学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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