内容説明
本書では、「私」・「自己」・「自我」という数多くの用語の混乱の中に埋没していたこの問いに、心理学の観点から研究対象としての位置を与え、1つの現象として検討する。これにより、この問いが哲学や論理学、宗教学のテーマとしてだけでなく、だれでもが広く問うているということを実証的に検討することができる。そして、この問いの位置づけやそれに伴う影響を検討する視点が開けるのである。
目次
第1章 自我体験の概観と全体的目的
第2章 大学生を対象とした自我体験の収集と調査方法の検討
第3章 自我体験の質的検討
第4章 自我体験の量的検討
第5章 自我体験の縦断調査
第6章 自我体験と自己意識・精神的健康との関連
第7章 総合考察
著者等紹介
天谷祐子[アマヤユウコ]
名古屋市立大学大学院人間文化研究科准教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科教育心理学専攻博士課程後期課程修了。博士(教育心理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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