内容説明
教員・職員・学生が一体となって推進する全入時代の大学に不可欠な取組を理論面、実践面から、トータルに捉える。
目次
1 21世紀の大学に求められるもの(大学は変わったのか;教育改革は現場主義で行こう―空理・空論の時期は過ぎた)
2 学生力を伸ばす大学のプログラム(「ピア・サポート」で大学が変わる;FDへの学生参加の意義と課題 ほか)
3 学生力を伸ばす学生主体型授業(対話力から主張力へ―橋本メソッドの真の狙い;「橋本メソッド」は留学生に通用するか?―大学の「講義」の質を変える「橋本メソッド」の現実的展開 ほか)
4 学生・職員と創る大学教育(学生とともに作る授業、学生とともに進めるFD;プロジェクト科目とは何か?―PBL授業の支え方 ほか)
5 FDを変える2つの発想:学生参画と教職協働(学生本音トーク―i*Seeをふりかえって;学生参画による学士課程教育の再構築 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山がち
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学生に対する目配りはおおむねできていると言えようが、職員に対してはかなり疎かだと言わねばならないであろう。そういった点で、本書がタイトル通りの目標を達成できているかというと疑わしい。ただ、学生との関わりでは得るものも多かったというのは確かである。現実には学生を扱いかねているというような姿が見られた。学生のやる気を出すために教職員がどれほど労力を割くべきかというのは難しい問題であり、橋本メソッドのような成功例を本当に成功したと断ずることができるのかという問題の一部はここにあろう。学生の位置づけが先に必要か。2014/03/22
Takeshi Nakajima
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最近の大学教育がどのように行われているかを知るのには最適な本だと思います。
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- 和書
- 生きる本