青年の学校適応に関する研究―関係論的アプローチによる検討

青年の学校適応に関する研究―関係論的アプローチによる検討

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779504433
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C3011

内容説明

「大人側から見た望ましい学校適応像」からこぼれ落ちる「青年にとっての現実」=「関係性による学校適応感」に肉迫。

目次

序論
本論(学校への適応感とは何か?;適応は内面性の問題か関係性の問題か?;問題行動は不適応か?)
結論

著者等紹介

大久保智生[オオクボトモオ]
1977年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。専門は教育心理学、社会心理学、犯罪心理学。現在、香川大学教育学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

15
適応とはどんな概念なのかを考えながら読んだ。心理学の立場から、青年の問題行動と学校の適応具合を考察し、必ずしも問題行動があるから適応できていないというわけではないと。これは、環境と人とを横の関係だけでみて、適応しているのか、していないのかを考察しているように思った。発達や疎外という面からの考察も必要ではないだろうか。2020/09/04

ヨミナガラ

11
“学校に適応するかしないかは,青年にとっての関係の立ち現われ方が規定しているということを明らかにした”“実際にコミュニケーション能力が低下していない(大久保・山地・澤邉,2007)ことや規範意識が低下していない(浜島,2006)という研究結果を踏まえると,逆にコミュニケーション能力があるからこそ,コミュニケーション能力がないと思われるような行動をとることができたり,規範意識があるからこそ,してはいけない行動をすることができる(大久保・加藤,2008)という発想もできる。”2014/07/15

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