内容説明
本地図帳(上・下巻)は江戸時代後期の一般庶民が、西国三十三所観音霊場を一番から三十三番まで巡拝した時に利用した道の詳細なルートマップである。江戸時代の巡礼の「道中日記」や「西国案内記」、巡礼道・歴史街道に関する様々な文献をもとに、著者自ら実際に歩いて確認・再現したものである。上巻では一番から十四番園城寺までを案内している。
目次
第一番札所・那智山青岸渡寺から第二番札所・紀三井山金剛宝寺(紀三井寺)へ
第二番札所・紀三井山金剛宝寺(紀三井寺)から第三番札所・風猛山粉河寺へ
第三番札所・風猛山粉河寺から第四番札所・槇尾山施福寺(槇尾寺)へ―桧原越・高野廻り
第四番札所・槇尾山施福寺(槇尾寺)から第五番札所・紫雲山葛井寺へ―順道 堺・大坂廻り
第五番札所・紫雲山葛井寺から第六番札所・壷阪山南法華寺(壷阪寺)へ
第六番札所・壷阪山南法華寺(壷阪寺)から第七番札所・東光山岡寺(龍蓋寺)へ―順道・吉野廻り
第七番札所・東光山岡寺(龍蓋寺)から第八番札所・豊山長谷寺へ
第八番札所・豊山長谷寺から第九番札所・興福寺南円堂へ
第九番札所・興福寺南円堂から第十番札所・明星山三室戸寺へ
第十番札所・明星山三室戸寺から第十一番札所・深雪山上醍醐・准胝堂へ〔ほか〕
著者等紹介
森沢義信[モリサワヨシノブ]
1941年福井県福井市生まれ。1964年に大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)インド語科を卒業。現在、日本山岳会関西支部会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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