内容説明
大規模な社会調査から浮かび上がる各国の差異と共通点。経済の緊密なネットワーク化が進む東アジアを対象とした全国規模の調査EASS2006が、日本・韓国・中国・台湾の家族観の類似性と相違点を浮き彫りにする。
目次
EASS2006の概要(調査内容・調査方法;回答者の基本属性)
家族観(自分の幸福よりも、家族の幸福や利益を優先すべきだ;親の誇りとなるように、子どもは努力するべきだ;夫と妻の両方の親族が、妻の助けを必要としているときには、妻は夫の親族を優先して助けるべきだ;あなたは一般に、三世代同居は望ましいことだと考えますか;長男が、多くの財産を相続するべきだ ほか)
出生・子ども観(子どもの数;一般に、家庭にとって理想的な子どもの数は何人だと思いますか;もし、子どもを1人だけ持つとしたら、男の子を希望しますか、女の子を希望しますか;結婚しても、必ずしも子どもをもつ必要はない;家系の存続のためには、息子を少なくとも1人もつべきだ)
結婚観・離婚観(結婚している男性は、結婚していない男性より幸せだ;結婚している女性は、結婚していない女性より幸せだ;夫は、妻より年上であるべきだ;夫と妻の年齢差;結婚するつもりがなくても、男女が同棲するのはかまわない ほか)
配偶者選択・夫婦関係(あなたは配偶者の方とどのようなかたちで出会いましたか;どなたがお相手を紹介したり、見合いの準備をしたりしましたか;どこで配偶者の方と出会いましたか;あなたが配偶者の方との結婚を決めた時、あなたの親の意見はどの程度影響しましたか;現在の結婚は、あなたにとって初めての結婚ですか ほか)
家族行動(あなたの家では、あなたを含めて家族一緒に夕食をとることがどのくらいありますか;あなたの家では、あなたを含めて家族一緒にレジャー活動を行うことがどのくらいありますか;男性はもっと家事をするべきだ;あなたは、どのくらいの頻度で家事をしていますか(既婚者)
あなたは、どのくらいの頻度で家事をしていますか(未婚者))
世代間援助(子どもの住居との距離;親の住居との距離;未婚の男性は、自分の親を経済的に支援すべきだ;未婚の女性は自分の親を経済的に支援すべきだ;結婚した男性は、自分の親を経済的に支援すべきだ ほか)