カント哲学のアクチュアリティー―哲学の原点を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779501906
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C3010

内容説明

危機の現代にこそ甦る批判哲学。心=霊魂、科学、道徳、自然、美、平和という今なお問われてやまない主題群からカントの思考に肉迫し、今日におけるその可能性を鮮やかに切り拓く。

目次

第1章 『純粋理性批判』のさらなる可能性―人はモノに還元できるのか
第2章 科学史におけるカント
第3章 カントと黄金律
第4章 「移行」論としての『判断力批判』―「美学」の内と外をめぐって
第5章 有機体論からみたカント哲学―『判断力批判』における判断力概念の特異性について
第6章 道徳感覚学派とカント
第7章 平和の形而上学―『永遠平和のために』の批判哲学的基底
第8章 霊魂論と現代哲学
座談会 カントが21世紀に語りかけるもの

著者等紹介

坂部恵[サカベメグミ]
1936年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。ヨーロッパ近現代哲学専攻。東京大学名誉教授

佐藤康邦[サトウヤスクニ]
1944年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。倫理学専攻。放送大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K.H.

2
専門的な話はよくわからなかったところもあるので措くとして、少し残念なのは、論集であるため総体的なカント哲学のアクチュアリティを打ち出すところまでは至っていないことだろうか。それぞれの論者の観点から切り取ったカント論という印象。それでもカント哲学からまだいろいろと論点を抽出できるのはわかった。が、それを解き明かすことと今日的な意味というのはまた別の話なのではないか、と読み終わってから気がついた。でも、その線に沿って読み返す気力がない…。2021/09/24

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