再帰的近代社会―リフレクシィブに変化するアイデンティティや感性、市場と公共性

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779501364
  • NDC分類 361
  • Cコード C3036

内容説明

現代社会はどこへ向かうのか。実証研究による多彩な素材とその解釈を提示しながら、再帰性がもたらす不確実性に焦点を当て、近代化の行く末を探る。第一部においては、再帰性概念を用いて、再帰的近代社会として近代以降の社会を定義し、そういった社会において、再帰的な現象のひとつとして市場と公共性ならびにその変化をとらえた。第二部においては、再帰的近代社会である現代社会において、再帰的な結びつきの具体例を取り上げている。

目次

1 理論編(再帰性と近代社会―再帰性が結びつける社会科学基礎論と近代社会論;アイデンティティと文化の再帰的変化―アイデンティティの再帰性;気候や風土と感性の再帰的変化―知覚や感性の再帰性;市場と公共性の再帰的変化―制度の再帰性)
2 実証編(地球環境の再帰的変化―自然環境の再帰性‐調査結果から;IT空間の再帰的変化―仮想空間の再帰性‐調査結果から)

著者等紹介

中西眞知子[ナカニシマチコ]
中京大学経営学部助教授。1976年大阪大学人間科学部卒業。1996年京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。2005年大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了。博士(国際公共政策)。(株)インテージ(社会調査研究所)を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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