内容説明
人間の生き方や幸福までをも創造する「デザイン」とは何か。形に惹かれ、形式を認識し、ものの質感を感得する「人間はデザインする存在」である。デザインの倫理・美学的考察。
目次
第1部 美術とデザイン(バロックとネオバロック―モダンとポストモダンの狭間で;デザイン論という観点から見た富岡鉄斎;現代イタリアのデザイン教育)
第2部 芸術とデザイン(公共空間におけるデザイン;庭園におけるデザイン―デザインを超えるもの;「将来からの断片」としてのデザイン―「形への企て」をめぐる一考察)
第3部 倫理とデザイン(意味=形態の開いた連鎖―シャフツベリにおける美と公共性の連関をめぐる一考察;「民衆」のための「制作」と「倫理のデザイン」;存在とデザイン―デザインのデ・サイン構造)
著者等紹介
山田忠彰[ヤマダタダアキ]
1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。倫理学専攻。日本女子大学教授
小田部胤久[オタベタネヒサ]
1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。美学・芸術学専攻。東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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