内容説明
働く女性たちのキャリア開発にとって重要なことは何か。事務職や秘書、ナース、女性研究者、昇進問題など、女性のキャリア開発の現状についての本格的実証研究。
目次
プロローグ
第1章 女性事務職の初期キャリア形成―貿易事務職場で働く女性事務職の事例分析(問題設定と先行研究;貿易事務職場における女性事務職の職務とその役割 ほか)
第2章 女性秘書の職務満足・技能形成とキャリア転換(研究課題と研究方法;秘書の仕事内容と職務満足度 ほか)
第3章 大卒女子の係長昇進―A銀行の事例(問題意識と課題;大卒女子にかかわる人事制度、職務、キャリアパターン ほか)
第4章 女性研究者の活用と就業継続の条件―製薬業における異なる企業類型の比較から(問題意識と先行研究;2つの対照的な企業:研究対象、研究方法、研究素材 ほか)
第5章 患者急変時におけるナースの技能形成―A病院外科系ナースの事例から(問題意識と研究方法;患者急変時の対応技能の検討 ほか)
著者等紹介
川喜多喬[カワキタタカシ]
1948年生まれ。1971年東京大学文学部卒。1976年同大学院博士課程(社会学)単位取得退学。茨城大学・東京外国語大学助教授などを経て1990年法政大学キャリアデザイン学部教授(~2006年度)・経営学部教授(2007年度~)・同大学院経営学研究科教授(人的資源管理論・人材育成論など)。日本キャリアデザイン学会理事
小池和男[コイケカズオ]
1932年生まれ。55年東京大学教養学部卒、60年同大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学、法政大学、名古屋大学、京都大学、スタンフォード大学ビジネススクール勤務などを経て、法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科教授。『労働者の経営参加』(1978年、日本評論社、第2回サントリー学芸賞)、『職場の労働組合と参加』(東洋経済新報社、1977年、第18回エコノミスト賞)など、著書多数。96年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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