内容説明
さまざまな個々の写真や絵葉書は、少なからず研究対象になってきたが、それらを編集したアルバム「写真帖」の研究はなぜか少ない。まだ交通不便であった時代の日本人に、世界をみせ、その地理を語ってきた写真帖の歴史を、地誌とのかかわりから明らかにしてみよう。
目次
序章 第二回世界一周会の出発
1 旅行者の見た世界
2 戦争が見せた世界
3 「世界」を映す、記録する
4 世界に見せた日本
5 庶民が見た「世界」
終章 世界一周会以後
付章 府県写真帖の「世界」
著者等紹介
三木理史[ミキマサフミ]
1965年大阪府生まれ。1991年関西大学大学院文学研究科博士課程後期課程中退。奈良大学文学部助手、講師等を経て、奈良大学文学部准教授(地理学科)、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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