内容説明
ソーシャルメディアとは何か。その普及に伴い、コミュニケーションや社会のしくみはどのように変わってきたのか。ゲーム・音楽・アートから、政治・経済・宗教まで多彩なトピックに照準し、1990年代以降のアーキテクチャ/文化/実践を読み解き、課題と展望を示す。
目次
ソーシャルメディアのコミュニケーションと社会
第1部 ソーシャルメディアのプラットフォーム(ソーシャルメディアとフェイクニュース・デマ情報の拡散;動画視聴は自由な意志でなされているのか?:動画プラットフォームにおける能動的なアテンション獲得に向けて;小説投稿サイトがひらいた読書・創作・コミュニケーション;ソーシャルメディアと現実空間を横断するあらたな「場所」)
第2部 ソーシャルメディアと文化(インターネットは音楽から何を奪ったか?;ソーシャルゲームというメディア:コミュニケーションと虚構世界;アニメ・マンガのソーシャルな体験;メディア・アート:テクノロジーが社会に及ぼす影響をあらかじめ体験するためのエクササイズ;YouTubeにおけるリアクターとエモ消費:BABYMETALを中心に)
第3部 ソーシャルメディアと政治・経済(プラットフォーム経済;ネット炎上の政治学;ソーシャルメディアが起こすフェミニズムの「波」;ソーシャルメディアの中の東京ジャーミイ:デジタル化時代の宗教の可能性;ソーシャルメディアの教育活用:コロナ禍のなかで)
著者等紹介
松井広志[マツイヒロシ]
愛知淑徳大学創造表現学部准教授
岡本健[オカモトタケシ]
近畿大学総合社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。