目次
第1章 外患(ロシア船の出没)と藩医
第2章 藩医の出張旅行と酒・肉食
第3章 藩医の好んだ酒と酒を好んだ大名の話
第4章 「うつ」の藩士をどうするか
第5章 御堀で心中した男女
第6章 幕末籠城と懐妊・出産
第7章 廃藩時期の公務・子どもの死・出産
第8章 災害にむきあった写真大名
第9章 医師シーボルトが見た幕末日本「これが日本人である」
第10章 病とむきあう江戸の医師たちを学ぶ
著者等紹介
岩下哲典[イワシタテツノリ]
東洋大学文学部史学科教授(大学院文学研究科史学専攻教授兼担)。1962年長野県塩尻市北小野「たのめの里」生まれ。青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(歴史学)。徳川黎明会学芸員、(古河市)鷹見家資料学術調査団調査・編集員、津山洋学資料館展示構想策定委員、浦安市文化財審議会委員、国立歴史民俗博物館客員助教授、明海大学教授などを経て、現職。著書、編著、監修本の他、論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遊未
5
病に対する対処とかの話ではなくて、面白かったのは藩医の食事と美味しいお酒(大名も)のお話しかな。美味しいからって呑んでしまわず、楽しみに計画的に呑んでいるのが見事。お酒はこう呑まなければ。結構肉食はあったみたい。意外にうつ病が仕事の配慮をしてもらえたこと。これは何より家の存続が重要視されていたことと繋がりそうです。2023/03/28
おこげ
2
引用がうるさくて読みにくかった2018/03/23
ぞだぐぁ
1
メインタイトルから江戸時代の医者の治療法とか民間のおまじない等病気への対応等の本かと思って読んだのだが、サブタイトルに入っている『外患』と『テロ』の部分では無理やり現代の事に絡めようとしてないか?と言いたくなる本。2021/05/05
佐月
0
表紙に書かれているような項目について江戸時代の史料を分析した1冊。「外患」についての章には日本とロシアの関係が多く書かれており、今日の時事問題を考える上でも勉強になった。また「酒と肉食」の章にあった江戸時代の医師 阮甫の飲食の記録は非常に面白かった。獣肉食が禁じられていたという自分の中の江戸時代のイメージを見つめ直す良い機会をいただいた。 タイトルから江戸時代の病気について医学的な知識が得られるかと思って購入したのだが、そういった内容ではなかった。だが面白かった。2022/03/10
もるだん
0
頭が足りず理解するのが大変だった。 学術的な本は難しい…