目次
第1章 日本の女性誌の誕生にみる「雑誌は時代の鏡」
第2章 ファッション誌の歴史
第3章 雑誌のターゲットとコンセプト
第4章 雑誌と広告
第5章 ファッションページの流行特集
第6章 ファッションページの着回し特集
第7章 おしゃれスナップ特集
著者等紹介
富川淳子[トミカワアツコ]
跡見学園女子大学文学部現代文化表現学科教授。1953年生まれ。上智大学法学部卒。法政大学大学院経営学研究科修士課程修了。大学卒業後、健康雑誌編集部勤務、フリーライターを経て、マガジンハウス入社。Brutus副編集長、Hanako編集長、anan編集長を歴任後、マガジンハウスを退職。その後、ぴあ、エスクァイアマガジンジャパンにて勤務し、計6誌の編集長を務める。2010年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くさてる
15
ふだんファッション誌に興味のない私でも面白かった。日本における女性ファッション誌の歴史を追った一冊。コンセプトの変遷と広告との関係、ファッション誌がリードする流行の意味と着こなしやおしゃれスナップ特集についてなどをデータを用いて説明した内容で、薄いけれど読み応えある。「今年の秋はこれ」的な流行が生まれるからくりや、おしゃれスナップがもてはされるようになった背景なども興味深く、とくに雑誌における広告の並びについての部分は納得!という感じ。良し悪しでなく純粋にデータ分析から述べられる記述が冷静でいいです。2017/06/28
nxjvy
0
学校の教科書として読みました。 ファッション誌の歴史を解説することを中心として、日本人女性にどのようにファッションが受容されていったかを簡潔に説明している。本書はアンアンの元編集長が執筆しているので編集者目線が率直に示されている。参考文献やキーワード解説も豊富で初学者にとても親切な本といえるだろう。またトレンドの源流など日常的に疑問に思っていたことが解説されるので、私にとって痒い所に手が届く本であるともいえる。とても勉強になった。 2022/01/17