内容説明
敗戦から七十年、我々はどこに向かうべきか?中江兆民、北村透谷、石川啄木、小林秀雄。彼らを知らずして、本当に「現代日本」を語れるのか?
目次
第1部 矛盾時代への処方箋―現代社会、ロマン主義、明治日本(近代日本という迷宮へ;中江兆民―東洋のルソーと『社会契約論』;北村透谷―「詩人」の登場とその挫折;石川啄木―百年前の「時代閉塞の現状」)
第2部 「批評」の誕生―小林秀雄と昭和初年代(「危機」と「批評」―解体する時代のなかで;取り払われた「屋根」―第一次世界大戦と西欧;近代日本の「不安」―関東大震災、新感覚派、芥川龍之介の死;「非人間的なるもの」をめぐって―プロレタリア文学と近代の超克;「意識」と「自然」―初期小林秀雄の試行;「批評」が生まれるとき―「様々なる意匠」;見出された「宿命」―近代日本と伝統)
著者等紹介
先崎彰容[センザキアキナカ]
1975年生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。東北大学大学院文学研究科日本思想史博士課程単位取得修了、博士(文学)。その間、文部科学省政府給費(日仏共同博士課程)留学生として、フランス国社会科学高等研究院(EHESS)に留学(専攻:国際日本学)。現在、東日本国際大学東洋思想研究所准教授
浜崎洋介[ハマサキヨウスケ]
1978年生まれ。日本大学芸術学部卒業。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了、博士(学術)。現在、文芸批評家、日本大学芸術学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ころこ
ぽん教授(非実在系)
ドクターK(仮)
山名
左手爆弾