内容説明
20世紀に電子メディアが登場、普及し、瞬く間に社会や個人へと広がりをみせたが、20世紀末にインターネットが普及し始め、それまでのマスコミュニケーション状況を相対化し始めた。20世紀の大衆(マス)は現代までどう変化してきたのか、20世紀のマスメディアは、ネットによる相対化で何を浮き彫りにしているのか、社会全体のマスコミュニケーションをどうとらえなおすのか、を考える。
目次
第1章 マスコミュニケーションを担う人々―プロフェッショナリズムとアマチュアリズム
第2章 マスコミとどう向きあうか―メディアコンテンツをどう見るのか
第3章 テレビジャーナリズムの昨日と今日―マスメディアと大衆の乖離
第4章 インターネットとジャーナリズム―誰でもニュースを伝えられる時代のメディアのありかた
第5章 音楽聴取の個人化―ウォークマンとiPodが象徴するもの
第6章 デジタルメディア社会における広告の展開
第7章 テクノロジーとメディア
第8章 ブラジルから考えるメディアの「グローバルとローカル」