内容説明
「地域をつくる学び」が提起する3・11後社会。地球的環境問題と社会的排除問題の同時的解決を目指し、震災復興に取り組む「持続可能で包容的な地域づくり教育」のあり方を、北海道と韓国の地域づくり教育、国際的環境教育・開発教育の動向に探る。
目次
「協同の教育」から「ともに育ち合う地域づくり」へ
前編 地域教育運動と「地域をつくる学び」(子育て運動の新段階と教育再生=地域再生;地域再生教育から地域づくり教育へ―北海道周辺にて;韓国農村教育共同体運動と「地域をつくる学び」)
後編 地域環境教育と「持続可能で包容的な地域づくり教育」(北海道型環境教育の展開と「持続可能な地域づくり教育」;近代教育批判から現代環境教育へイリッチ/フレイレの思想をふまえて;「持続可能で包容的な地域づくり教育(ESIC)」の提起―グローバリゼーション時代における環境教育と開発教育の統一)
三・一一後の「社会教育としての生涯学習」
著者等紹介
鈴木敏正[スズキトシマサ]
1947年静岡県に生まれる。1978年京都大学大学院博士課程修了(農学博士)。1993年博士(教育学、北海道大学)。1994年英国アルスター大学客員研究員。1996年から北海道大学教育学部教授、大学院教育学研究科・教育学研究院教授を経て、北海道大学大学院教育学研究院特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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