デザインド・リアリティ―半径300メートルの文化心理学

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  • サイズ B6判/ページ数 223,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779301643
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3011

目次

現実の成り立ち
現実は作られる
社会文化的サイボーグ
人工物と一緒に
社会文化的珈琲メイカーズ
道具とセットの主体性
デザインされた水
可能なスナップショットの交渉としての現実
人工物が横溢するフィールドへ向かう
社会文化的オーダー記憶〔ほか〕

著者等紹介

有元典文[アリモトノリフミ]
1964年生まれ。1977年多摩市立多摩第一小学校卒業。1993年より川村学園女子大学文学部助手、講師を経て、2000年より横浜国立大学教育人間科学部准教授。日本認知科学会教育環境のデザイン分科会主査。専門は教育心理学・文化心理学

岡部大介[オカベダイスケ]
1973年生まれ。1986年鶴岡市立朝陽第六小学校卒業。2001年より横浜国立大学教育学研究科助手を経て、2004年より慶應義塾大学政策・メディア研究科講師。専門は認知心理学・社会情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Carol

1
人間は自分を環境に合わせるのではなく、環境を自分に合わせてデザインしてきた。そして、そのデザインされたものは今生きている人々がそれを実践し続けていかないと消えてしまう。確かに。「発達課題は人間に共通ではなく、文化的に規定されるもの」という考えが面白かった。読み書きしない文化では文字を習得するという発達課題は存在しない。日本の文化習慣で外国人が戸惑うものもこれにあたるのかなと思った。今までいた世界では存在しなかったけれど、日本に来たことで発達課題となるもの。意外と多そう。2025/04/18

ena

0
おもしろい。状況的学習論、正統的周辺参加、学習環境デザイン…どれもなんとなくわかっているけど、完全に理解していなかった。現代の身近な具体例からすっと理解。様々な分野でこれらが重要視されているのも納得。後半、やや専門的な話になるけれど、前半は一般の人も楽しめると思う。人間、身一つでは何もできない。いろんなものが実相されて生きている。それに対して、学校では身一つで何かやれと言っているのは非常におかしいという指摘、まさにそうだと思った。様々な人と道具の中で、それらを活かして、それらに支えられて自分は生きている。2016/10/07

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