内容説明
文化の中でとくに芸術を考察の対象として、文化(芸術)の独自性を明らかにすることから宗教との接点を考察。さらに宗教の世界へと考察を進めることでそれらの特徴を解明。
目次
第1章 芸術の世界
第2章 芸術は神になりうるか
第3章 享楽か信仰か:キルケゴールの実存主義的生の諸相
第4章 どうして神は存在すると言えるのか
第5章 鳩は平和を:シンボル
第6章 愛に生きた人たち:アガペー
第7章 エクスタシー:神秘主義の世界
第8章 オーラが見えますか:霊性(スピリチュアリティ)の宗教
著者等紹介
石浜弘道[イシハマヒロミチ]
昭和51年日本大学文理学部哲学科卒業。玉川大学大学院文学研究科博士課程(教育哲学)満期退学。現在、日本大学理工学部教授(哲学等担当)文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うえ
6
「宗教は道徳ではありません。カントの神は道徳の神であり、私たちの道徳的精進に応じて福を与える神なのです。道徳が文化の次元、人間の自律の次元で成立するのに対して、宗教は文化・道徳の世界、価値の世界を超えたところに成立する、完全な他律の世界です」宗教は道徳のようには生きる規範を与えないし、自律した人間にはむしろ有害となる「宗教の神は私たちの道徳的努力に関係なく、完全な他者として無条件に義と恵みを与える」「金銭的な人生観とは別の規準、価値観によって人間らしい豊かな生活を送ることもできる」イナゴを食う生き方ですね2015/10/14
karasu
1
芸術と宗教と銘打っているけど、内容のほとんどは宗教を哲学的に論じているだけだった。2011/06/02
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