目次
第1部 刑法の役割(刑法の役割―「刑法の機能」を超えて;刑法における行為の人間学的構造;刑事司法の制度的限界と克服;刑法解釈と権力の抑制―住居侵入罪を手がかりに)
第2部 過失犯論(過失の性質・種類;新旧過失犯論争の総括―新過失論の立場から;医療過誤と過失犯論の役割;商品生産と犯罪)
第3部 過失犯の判例研究(公害犯罪と刑事責任―水俣病刑事裁判;薬害エイズと過失犯;ホテル火災と経営者の業務上過失責任―川治プリンスホテル事件;雪崩事故と過失責任―ニセコアンヌプリ「春の滝」雪崩遭難事件)
著者等紹介
船山泰範[フナヤマヤスノリ]
昭和21年、東京都に生まれる。昭和46年、日本大学法学部法律学科を卒業。昭和48年、日本大学大学院法学研究科修士課程を修了。昭和58年、日本大学法学部専任講師となり、その後助教授・教授となり、現在に至る。平成16年、日本大学法科大学院教授(兼担専任)となる。この間、亜細亜大学・明治大学・慶応大学の法学部の非常勤講師(刑法、刑事訴訟法)を務める。専攻は刑法。大学のゼミナールにおいては模擬裁判を毎年行ない、中学生・高校生・社会人に対しては解説付き裁判傍聴を行なっている。さらに、市民が法に親しむための講座を継続的に展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。