フィギュール彩2<br> 貧困は自己責任か

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フィギュール彩2
貧困は自己責任か

  • 高沢 幸男【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 132p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779171086
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0336

出版社内容情報

終身雇用制、年功序列型賃金等が崩壊し、それまであった
地縁・血縁にならび社縁も失われた。派遣労働者や社会的孤立など
困窮にまつわるあらゆる問題が、新型コロナ禍でより顕著になっている。
総貧困時代を目前にして、私たちはどのように生きればいいのか。

30年以上、横浜の寿町に関わり、最貧地域で困窮者の相談に乗り、
当事者を支え続ける著者が、日本社会を実態に基づき読み解き、
ともに生きるための社会を考える。

寿町…日本三大寄せ場(簡易宿泊所が並ぶ日雇い労働者の集住地。
現在は福祉の町)の一つ。他は東京・山谷、大阪・釜が崎など。

<もくじ>
第1章 野宿者を生み出す背景
第2章 新型コロナ禍で何が起きているのか
第3章 幸福であることを夢見れる社会か
第4章 実態調査とケースから見える意外なこと
第5章 困窮者によりそうとは
第6章 総貧困時代、ともに生きるために

内容説明

派遣労働者や社会的孤立など困窮にまつわるあらゆる問題が、新型コロナ禍でより顕著になっている。衣食住さえままならない家庭がたくさん生み出され、全国で子ども食堂等ができている。衣食住を国家が保障できないとすれば、生存権という基本的な人権を国家が保障できないということであり、それはもはや国家の体をなしていないと言わざるをない状況である。30年以上、横浜の寄せ場・寿町に関わり、最貧地域で生活困窮者の相談に乗り、当事者と共に生き続ける著者が、日本社会を実態に基づき読み解き、ともに生きるための社会を考える。

目次

まえがき 幸福であることを夢見られる社会か?
第1章 総貧困時代がやってくる
第2章 孤立と貧困の連鎖
第3章 野宿生活者を生み出す背景
第4章 排除とバッシングの中で
第5章 伴走型支援(パーソナルサポート)、よりそい支援とは
第6章 新型コロナ禍で何が起きているのか
あとがきにかえて 生存権を保障できない国家で

著者等紹介

高沢幸男[タカザワユキオ]
1970年生まれ。寿支援者交流会事務局長。生活困窮者の「自立」支援事業をおこなう(一社)インクルージョンネットかながわ代表理事。日本三大寄せ場の一つ、横浜・寿町に1990年より関わり続けている。1992年年末に横浜駅で野宿生活者への暴行事件を目撃したことがきっかけで、野宿生活者の訪問活動や生活相談などに通年で関わるようになる。NPO法人ホームレス支援全国ネットワーク理事、反貧困ネットワーク神奈川共同代表、寿越冬闘争実行委員会事務局長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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misokko

1
筆者はホームレスの人に寄り添いながら伴走型支援を行っているらしい。その体験やデータから貧困は決して自己責任ではない。ということを丁寧に解説してくれている。この本によると、現在20代の約半数は非正規らしい。野宿生活者がその過酷な状況で生き抜くスキルのある人であるにも関わらず「不審者」として扱われ正義を振りかざして虐待をする人さえいる。でも自分もそんな風な偏見を持っていなかったか?おそらく今の自身の所得では人生にアクシデントがあればあっという間に野宿もやむなしになるのではないかと考えさせられた。2023/07/21

まさぽ

0
ホームレスになる直前の職を調べたところ、常勤職であった人が約4割だった…という記述に衝撃を受けた。 50歳を過ぎてリストラされると、転職もままならず、ホームレス化する。 50-69歳のホームレスが多く、65を過ぎるあたりから高齢者福祉の対象になるので、緩やかに社会保障を利用して「引退」していく。就労と福祉の谷間の世代が野宿をしているのだ。 また、”コロナ禍で住居確保給付金を申請している40-50代の人たちは、働けなくなったら破綻する層である”という部分もリアルで、よく理解できた。2023/11/23

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