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出版社内容情報
かつて私たちの暮らしのまわりには「雑な器」があふれていた。新聞・雑誌、テレビ、書籍、音楽、映画など、あらゆるメディアは「雑な器」であり、社会そのものが「雑な器」だった。
「出版不況」と呼ばれる状況が長らくつづくなか、メディアのありようはこの10年、20年で大きく様変わりしてきた。メディアとはなんなのか、記者や編集者、カメラマン、デザイナー、コピーライター、映画監督ら25人が考えた現場からのメディア論!
巻頭
「雲の化石あるいはTechno Fossil.」
島武実(作詞家)
【パート1】
「手紙から」
音部美穂(フリーライター)
「写真のこと」
阿部稔哉(カメラマン)
「健さんの宿題」
佐々部清(映画監督)
「記事の核と真実」
大澤悠(新聞記者)
「めざせブレイクスルー!」
鈴木敏朗(コピーライター)
「???」立花文穂
(グラフィック・デザイナー)
「不自由だからこそおもしろい」
中村智志(ノンフィクションライター/
朝日新聞社メディアラボ)
「写真に写るもの」
大津茂巳(写真家)
【パート2】
「《みずうみ》をめぐって」
いしいしんじ(小説家)
「こだわることに飽きちゃった」
加藤麻司(コピーライター)
「聞の行く末」
坂口裕彦(新聞記者)
「定まらないアート」
長谷良樹(写真家)
「こんにちは、フランス便利屋です」
丸山有美(編集者/翻訳者)
「現代が美術に要請するもの/
活動と工作物の可能性」
アライ=ヒロユキ(美術・文化社会批評)
「編集こそ自由な遊びである」
門馬聖子(フリーライター)
「社会を撮る、人を撮る」
勝山泰佑(報道写真家)
【パート3】
「手作りデザイン」
ヤスダユミコ+武藤雄一(グラフィック・デザイン)
「器と書店についての試論」
大矢靖之(書店員)
「パンク・ロックと新自由主義(1975-1989-2016)」
熊谷朋哉(音楽編集者)
「???」
下平尾直(編集者・出版者)
「デザインを教える」
天野誠(グラフィック・デザイナー)
「幸福な出会いの哲学」
増田幸弘(フリー記者/編集者)
「もうひとつの村」
二宮大輔(グラフィック・デザイナー)
[寄稿者一覧】
【記者、ライター】アライ=ヒロユキ、大澤悠、音部美穂、熊谷朋哉、坂口裕彦、中村智志、増田幸弘、門馬聖子
【小説】いしいしんじ
【コピーライター】鈴木敏朗、加藤麻司、武藤雄一
【カメラマン】阿部稔哉、大津茂巳、勝山泰佑、長谷良樹
【デザイナー】天野誠、立花文穂、二宮大輔、ヤスダユミコ
【編集者】下平尾直、丸山有美
【作詞家】島武実
【映画監督】佐々部 清
【書店員】大矢靖之
増田 幸弘[マスダ ユキヒロ]
ますだ・ゆきひろ
1963年東京生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業。
スロヴァキア在住のフリーランスの記者・編集者。
主な著書に『日本地理おもしろ雑学』
(日東書院、2003年)、
『プラハのシュタイナー学校』(白水社)、
『ザルツブルクとチロル アルプスの山と街を歩く』
(ダイヤモンド社)、『棄国ノススメ』(新評論)、
『黒いチェコ』『岐阜を歩く』(共に彩流社)等がある。
内容説明
インターネットに世界が飲み尽くされるまえに急がなければならない!記者、編集者、デザイナー、写真家、小説家、コピーライター、映画監督ら25人が考えた、雑とした「日常」の先につづく未来をめぐる制作現場の思考ノート。
目次
雲の化石あるいはTechno Fossil.
1(三〇年前の手紙から;高倉健さんからの宿題;写真のこと ほか)
2(「みずうみ」をめぐって;こだわることに飽きちゃった。;現代が美術に要請するもの―活動と工作物の可能性 ほか)
3(未完のページを埋めるもの;あいた口が塞がらない;パンク・ロックと新自由主義(1975‐1989‐2001‐2016) ほか)
著者等紹介
増田幸弘[マスダユキヒロ]
1963年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。スロヴァキア在住のフリーランスの記者・編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。