出版社内容情報
まちの価値は人口(あたまかず)なのか!?
本書では『地方消滅』(中公新書)でも大きな話題を呼んだ
「消滅自治体」を定住人口ではなく
「関わる人の想いの総量」の視点で読みかえ、
「地方創生」をとらえ直す。
まちの課題からではなく、まちの魅力から地域を発想する。
具体的な自治体の取組みを多数紹介し、
住人はもちろんメディアや地域外の人も巻き込み
地域(まち)の魅力を創造するサイクルを提案。
自治体職員、NPO関係者、市民など、
地域作りに関わる人の指南書!
第1章
地域(まち)に真剣(マジ)になる人を増やすしくみ
「定住人口」ではない地方創生
大阪府「笑働」プロジェクトはなにを示すのか
宇都宮ダブルプレイスは二地域居住じゃない
I amsterdam は127の国籍から
まちは、ひとの参画、ひとへの感謝、ひとによる推奨に
よってできているetc…
第2章
ブランドメッセージが世界一のまちをつくる
地域魅力創造サイクルという考え方
「住めば愉快だ宇都宮」が拓いたもの
浜松市に行けば出世できる?
生駒市「いこまち宣伝部」の女性たち
1人100の魅力を考えると、まちの風景が変わる
那須塩原の大気は人を挑戦させる
ブランドメッセージは市民への未来へのことば
バルセロナはドキドキする
河内長野(大阪)は普段着かお洒落か
市民を当事者化させる仕掛けとしての
ブランドメッセージetc…
第3章
メディアを戦略的に使いこなせばまちは変わる?
まちの力で人の意欲・行動を変える
「メディア活用戦略モデル」
まず聴こう(傾聴)
ソーシャルリスニングで思わぬものを見つけ出す
平戸市(長崎県)のふるさと納税はスーパーパワー
誘発ポイントは4つ
京都市の市民しんぶんの表紙が変だ
恋をしたら流山市に届けよう
生駒市の若手職員は怒っている?
小林市(宮崎県)はフランス語圏?
尼崎市総合計画読本には人がいる
母になるなら流山市etc…
第4章
メディアを戦略的に使いこなせばまちは変わる?
信頼の着地点は行政の覚悟から
福岡市 FukuokaFactsは信頼の源泉
共感は「社会」ではない「社交」のソーシャルから
流山市「そのママ夜会」はリアルソーシャル
生駒市「まんてん生駒」が持つ力
動画「ドラマチック四街道」はドラマチックなのか
さぁ、動いてもらうためにもう一歩(行動促進)
情報の共有を手助けすれば認知も関心も共感も得られる
誘発ポイントをもう一度
ソーシャルボタンはどこにでもおけばいいわけじゃない
流山市はなぜプリクラを置いたのか
足立区が変えた役所とまちetc…
第5章
世界一のまちをつくるワークをやってみる(フォーマット付き)
ワーク「地域魅力創造サイクル」
地域の魅力をもとに世界一のまちを創る、手法、スタイル、
マニュアル
ワーク「メディア活用戦略モデル」
地域の人々の意欲と行動を、ブランドメッセージを
基礎に変える手法、スタイル、マニュアル
地域の外にいる人々の地域への意欲と行動を、
ブランドメッセージを基礎に変える手法、
スタイル、マニュアルetc…
河井 孝仁[カワイ タカヨシ]
かわい・たかよし
東海大学文学部広報メディア学科教授、
総務省地域情報化アドバイザー。
静岡県情報政策室、(財) 静岡総合研究機構を経て現職。
神奈川県川崎市、栃木県那須塩原市、奈良県生駒市などの
シティプロモーションに関わった。
全国の自治体や新聞・テレビなどでまち作りに関する
講演会多数(2015年度でおよそ100回)。
主著『シティプロモーション 地域の魅力を創るしごと』
(東京法令出版)、
『地域を変える情報交流 創発型地域経営の可能性』
(東海大学出版会)。
共著に『地域メディアが地域を変える』(日本経済評論社)、
『ハイブリッド・コミュニティ
―情報と社会と関係をケータイする時代に』(日本経済評論社)
他多数。
内容説明
まちの価値は、人口(人のあたまかず)なのか!?本書では、大きな話題を呼んだ「消滅自治体」を定住人口ではなく「関わる人の想いの総量」の視点で読みかえ、「地方創生」をとらえ直す。まちの課題からではなく、まちの魅力から地域を発想する。具体的な自治体の取組みを多数紹介し、住人はもちろんメディアや地域外の人も巻き込み地域(まち)の魅力を創造するサイクルを提案。自治体職員、NPO関係者、市民など、地域作りに関わる人の指南書!
目次
第1章 地域(まち)に真剣(マジ)になる人を増やすしくみ(「定住人口」ではない地方創生;地域(まち)とは何か ほか)
第2章 シティプロモーションの成功を測る(その施策は「どうなったら成功なのか」;その施策は「どうしたら成功するのか」 ほか)
第3章 ブランドメッセージが世界一のまちをつくる(地域魅力創造サイクルという考え方;一人、100の魅力を考えると、まちの風景が変わる(第1ステージ 発散) ほか)
第4章 メディアを戦略的に使いこなせばまちは変わる(メディアとはなんだろう;トリプル・メディアという医分 ほか)
第5章 世界一のまちをつくるワークをやってみる(フォーマット付き)(地域魅力創造サイクルを学ぶ「魅力創造ワーク」;「魅力創造ワーク」で準備するもの ほか)
著者等紹介
河井孝仁[カワイタカヨシ]
東海大学文学部広報メディア学科教授。博士(情報科学・名古屋大学)。静岡県情報政策室、(財)静岡総合研究機構研究員を経て現職。神奈川県川崎市、栃木県那須塩原市、静岡県富士市、岩手県北上市などのシティプロモーションに関わる。専門は、行政広報論、シティプロモーション。公共コミュニケーション学会会長理事、総務省地域情報化アドバイザー、(社)日本広報協会広報アドバイザーなどを務める。主著:『シティプロモーション―地域の魅力を創るしごと』(東京法令出版・日本広報学会賞受賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。