感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
20
前座失格！？ いいえ、人間欠格！！です。某噺家の高座でダイジェストを聴いていたが、それだけで十分な内容。今や人間国宝と成り、柳家の、ひいては古典落語の継承者として社会に認知された小三治師にたかる便乗本。著者を弟子にしたことが、小三治師の瑕疵というか黒歴史。情けは人の為ならずの誤用の方が教訓としてしっくりくる。エピソードについても、ミスや失敗りを笑いにするという芸人の了見すらない。最悪なのは破門後の人間的成長が一切感じられないこと。著者に会ったら面罵してもいいと思えるレベル。出版社のモラルを問う。2015/09/22
ひろ☆
17
小三治師匠の破門された弟子が書いた本。師匠の人格は知らないが、夢破れたり、幻滅したりする弟子もそりゃいるだろう。ただ、そんなのは口に出すべきものではないと思うが。2015/06/22
ざび
4
馬るこさんのPodcastでちょっと話題に上がったので、印税が本人に入るのは癪だけれど、購入。本人は小多け（三三師匠ではなく）で、二年半で辞めた人物。前半は自分自慢。後半は３０年前に辞めさせた小三治師匠憎しに終始。でも、親の心子知らずで、所詮弟子目線。しかも、３０年間人間として成長していないことはこの本を読めば明らか。読む価値はない。2015/07/17
Taka Taniya
2
私は結構「落語家弟子」ものが好きだ。その著者には二つのタイプがあり、真打ちになれた人と破門になった人だ。本書の著者は後者であるので、自ずと師匠(小三治師)批判となる。弟子を取るというのも大変ですね。2015/06/29
海戸 波斗
2
好楽師匠の特集を思い出した。破門回数は尋常じゃなかったな。「よせよ。」って弟子と銭湯いって酒盛りしてた。小三治師匠も小さん師匠も落語ってお笑いっていうより、一人芝居だな。歌舞伎のようになっていくのかな？著者については、水ものの仕事なんで、「運」も才能のうち、芸人って職人じゃないんだから努力は報われないってことで、方向が間違ってたな。３０年物の思いってすごいな。「縁切り」ってすごく大切なことと思わせてくれた。ありがとう。肝に銘じて生きていく。2015/06/27
