内容説明
天才の「遺伝子」ははたして継承されるのだろうか?天才か鬼才か、あるいは奇人か変人か。落語界のみならずエンタメの世界で空前絶後、八面六臂の大活躍だった談志の本質をさらりとスケッチする!
目次
二つ目柳家小ゑん
湯浅喜久治と小ゑん
立川談志襲名
志ん朝と談志
毒蝮三太夫誕生
なぜ国会議員になったのか
野末陳平・野田秀樹・三谷幸喜
プライベート・ライフ
落語立川流創設
友だち
晩年
著者等紹介
菅沼定憲[スガヌマテイケン]
1936年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。放送作家として「ヤング720」(TBS)「11PM」(NTV)等の構成台本を執筆。ほかに田原総一朗演出のドキュメンタリー番組の構成を担当。ラジオでは「ホンダ・イヴニング・ダイアリ」(TBS)の構成台本を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gtn
14
談志と著者の会話をそのまま掲載している個所があるが、テンポがいい。好き嫌いの激しい談志。その基準は粋であるかないかだろう。友達は何人いるかとの問いに、一人もいないと答える談志。しかし、後日、大間違いだった「オレの友だちは、毒蝮三太夫と菅沼定憲」とわざわざ電話で伝える。人の心を鷲掴みにする天才である。2019/10/05
ぬらりひょん
6
文章があまりうまいとは言えず、若干読みにくい。これは本当に10年前に書かれた本なのか、何回も奥付を見直した。永六輔、大橋巨泉、佐良直美など超懐かしい名前がずらり。あ〜、そんな時代があった。談志は散歩が大好きで、1週間働いて、1週間休んで散歩する(内外問わず)という生活をしていたらしい。家では自分の部屋で小声で落語を口ずさんでいたというから、よほど落語が好きだったんだろう。落語は笑うもんだと思っていたが、泣ける落語も聞いてみたいと思った。2024/01/14
はかせ
1
I Remember 家元というところか。若き日の思い出から晩年まで。生志師は家元はあまり着物にお金をかけなかったといっていたが筆者は洒落ものであったという。年代とともに変化したのか、それとも業界の感覚によるものか。もっとも矢来町とくらべられるといささか不利かもしれない。2015/09/30
Oba Kana
0
うーむ。2014/10/19