考えよう!やってみよう!フェアトレード〈2〉フェアトレードが生まれた背景と歴史・現状

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  • サイズ A4判/ページ数 32p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784779150210
  • NDC分類 K678
  • Cコード C8330

目次

1 考えよう!先進国と発展途上国
2 先進国による植民地支配とモノカルチャー
3 発展途上国が豊かになるには?
4 「自由貿易」はほんとうによいことなのか?
5 フェアトレードのはじまり
6 フェアトレードの原則―本当に守るべきこと
7 日本のフェアトレードのはじまり
8 進化するフェアトレード―途上国でも、先進国でも
9 フェアトレードタウン―地域に根ざす新しいフェアトレード運動

著者等紹介

渡辺龍也[ワタナベタツヤ]
1952年東京都生まれ。東京経済大学現代法学部教授。東京大学教養学部教養学科卒、タフツ大学フレッチャー国際法外交大学院修士課程修了。NHK記者、国際協力NGOセンター調査研究主幹、日本国際ボランティアセンター(JVC)ラオス事務局長等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

23
できるだけ物を安く購入したいという発想が、いかに独善的な発想なのか、改めて感じました。 世界レベルで考えたときに、貧困や児童労働や環境破壊…、様々なしわ寄せを背景に抱えているかもしれないということに思い至ったのです。 フェアトレードを理解し、そこに関与すること、まずはコーヒーや、日頃よく手にしている輸入品から見直して見ようと思います。2021/10/13

izw

9
こども向け「フェアトレード」シリーズ3巻の第2巻。第1巻、第3巻は読んでいたので、最後になってしまった。フェアトレードについては、よく理解して、今後考えていかなくてはならない。大人が意識するだけでなく、子どもの頃から知っていてほしいことなので、このシリーズが広く読まれることを期待する。2016/03/13

たくさん

1
フェアトレードの現状がとても簡単にわかりやすく書かれている。善意で人が救えるようになってほしい。2016/06/26

にんにん

1
植民地から独立国へという形は出来ても実際に搾取されることには変わりない。モノカルチャーによる自然破壊と貧困、児童労働。ソ連崩壊後、アメリカ中心の自由主義は植民地時代と同じ貿易の不公平を生んでいるという事実。フェアトレードは、ちょっと考えると素朴で純真な活動のように思えるが、実は陰湿で残酷で非情な問題との闘いなのだ。先進国と思われるイタリアでさえマフィアが、農業従事者を蝕んでいるとは。問題は発展途上国とは限らない。貿易の仕組みもよく分かるし、流通の意味、経済の仕組みもよく分かる、2巻はなかなかの優れものだ。2016/05/09

左近

1
フェアトレードについて解説したシリーズ2冊目。1冊目は概説的な構成だったが、本書は、より詳しく、踏み込んだ内容。一口にフェアトレードと言っても、いくつもの団体があり、認証方式やラベルも様々らしい。更に、途上国から先進国へ、というだけでなく、途上国内、先進国内での新しいフェアトレードも生まれているようで、実に興味深い。フェアトレード学校、フェアトレード職場、フェアトレード宗教施設という試みも面白い。2015年9月時点で、日本のフェアトレード・タウンは2つだけ(熊本市、名古屋市)って、少ないぞ!2016/05/05

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