出版社内容情報
19世紀のアメリカ、働く女性の真の姿を描く!
女性の自立、そして意義ある「仕事」とは何かを描く、『若草物語』のオルコット自身の様々な仕事経験をもとにしてなった小説、初訳。農家の叔父夫婦の元で暮らし、保守的な叔父に監督され単調な仕事に辟易する20歳のヒロイン、クリスティ。彼女は自立することと、自分が心底打ち込める有用でやりがいのある仕事をするという目的を持っていた。だが、今の生活のままでは、農家の嫁になって家事に忙殺されるか、噂好きの気難しい「オールドメイド(小姑のような口うるさい年いった未婚女性)」になるか、絶望して自殺するかの3つの選択肢しかないという考えに行きつき、自身の可能性を試すために周囲の反対を押切りボストンに出たのだった。独立独歩の人生を望む主人公・クリスティは、結婚を全く考えておらず、その意味を否定的に捉えている。そして様々な職業経験を経て成長し、成熟していく姿が描かれることで、型に嵌って身動きが取れなくなっている既存の女性像とは少しでも異なる、女性としての私の可能性を開いていく様子が伺われるのである。
【目次】
内容説明
19世紀アメリカ―働く女の物語。『若草物語』の著者オルコットによる半自伝的小説。職を転々とし、南北戦争で看護婦として従軍するヒロイン、クリスティ・デヴォン。自立とは?仕事とは?結婚とは?家父長制社会に生きる新しい女性像を鮮やかに描き出す。
著者等紹介
オルコット,ルイザ・メイ[オルコット,ルイザメイ] [Alcott,Louisa May]
1832‐1888。アメリカの作家。進歩的な思想家・教育者である父ブロンソン・オルコットと母アビゲイルの次女としてペンシルヴァニア州ジャーマンタウンで生まれ、コンコードで少女時代を過ごす。十代後半から家庭教師や使用人、針仕事などさまざまな仕事に就き、南北戦争では従軍看護婦に志願した。四姉妹の日常を描いた自伝的小説『若草物語』(1868)により、作家としての地位を築く。父の他界を見送った2日後の1888年3月6日、55歳で生涯を閉じるまでに、小説や童話、詩など300以上の作品を残した
和泉邦子[イズミクニコ]
金沢大学名誉教授
長岡亜生[ナガオカアキ]
福井県立大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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