出版社内容情報
現代アメリカ文学・映画における再解釈。
いま、われわれは不安定な世界を肌で感じる時代に生きており、「知らない」「関心がない」では済まされない状況にある。虚構世界ではあるが「ユダヤ系」文学が持つ深遠な想像力(「死など無い」と人々に知らせるショーシャ……「民話(寓話)」「修復の思想」に由来する文学的豊饒さが孕む意味の厚み……分断の中でユダヤの〈古い道〉の多義性を生きることで、破綻と修復へと歩み出す一人の人の存在、等々)を読者に提示することで、多角的に人種間偏見の歴史を理解し、互いの立場を正しく認識し共感するためのヒントを執筆者10名の論攷で示唆したい。
【目次】
第1章 「イディッシュ文学」に見る伝統と異宗教間結婚
第2章 アイザック・シンガーの『奴隷』―現代と古代思想の融合
第3章 アイザック・バシェヴィス・シンガー『ショーシャ』
第4章 「ユダヤ人の古い道より現代へ――アイザック・バシェヴィス・シンガーの場合」
第5章 マラマッドの短編にみるユダヤの倫理的伝統――共同体における生活規範
第6章 アメリカのユダヤ人家族と血縁--ソール・ベローの「古い道」と川
第7章 J・D・サリンジャーのアイデンティティ--「半分ユダヤ人」という問題
第8章 ホロコーストの記憶の継承とアイデンティティ――セイン・ローゼンバウム『ゴサムのゴーレムたち』
第9章 ゴーレムの再演としての『オッペンハイマー』――科学・倫理・未来責任の寓話
第10章 フォークホラーとユダヤ伝承--イスラエル映画『ザ・ゴーレム』に見る〈子供〉
内容説明
われわれは今、〈不安と分断〉の時代に生きている。「知らない」「関心がない」ではすまされないこの世界で。〈ユダヤ伝承〉は今、われわれに何を語りかけるのか?ユダヤ系現代アメリカ文学と映画を携え、多角的に偏見と差別の歴史に対峙する。見えない他者への扉を開く10の論考。人種と偏見、共感と理解―ユダヤの想像力を巡る。
目次
第一章 「イディッシュ文学」に見る伝統と異宗教間結婚
第二章 アイザック・シンガーの『奴隷』―現代と古代思想の融合(アダム・ブロッド著/篠原範子訳)
第三章 アイザック・バシェヴィス・シンガー『ショーシャ』―死者と共に生きる
第四章 ユダヤ人の古い道より現代へ―アイザック・バシェヴィス・シンガーの場合
第五章 マラマッドの短編にみるユダヤの倫理的伝統―共同体における生活規範
第六章 アメリカのユダヤ人家族と血縁―ソール・ベローの「古い道」と川
第七章 J・D・サリンジャーのアイデンティティ―「半分ユダヤ人」という問題
第八章 ホロコーストの記憶の継承とアイデンティティ―セイン・ローゼンバウム『ゴサムのゴーレムたち』
第九章 ゴーレムの再演としての『オッペンハイマー』―科学・倫理・未来責任の寓話
第十章 フォークホラーとユダヤ伝承―イスラエル映画『ザ・ゴーレム』に見る〈子供〉
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