出版社内容情報
ついこの間まで、ぼくたちはウクライナのドネツクという街に住んでいた。
「せんそう」が始まって隣国ポーランドに逃げてきた。
「やあ、野蛮人!」 「おれのママが言ってたけどさ、あんたたちって、ポーランド人ではないでしょ。難民なんでしょ」。
2014年のロシアによるクリミア半島併合の際、ウクライナ東部ドネツクからポーランドに避難し難民となった一家の実話をもとにしたポーランドの絵本。
戦争の現実と、難民となった子どもたちの学校生活を、子どもの語りで描く。
難民や外国人を学校や社会はどう受け入れるのか。日本でもぜひ参考にしてほしい。
内容説明
戦争の現実を子どもの視線で伝え、日本にもいる難民をどう受け入れるのかを考える絵本。ウクライナから隣国ポーランドに避難した一家の実話。子どもの視線で戦争と避難の体験を伝える絵本。
著者等紹介
ガヴリルク,バルバラ[ガヴリルク,バルバラ] [Gawryluk,Barbara]
クラクフのヤギェウォ大学でスウェーデン文学を学ぶ。翻訳家およびラジオ局の記者として活動。ラジオ・クラクフで児童文学についての番組“アルファベット”を手がけている。数冊の本はABCXXI財団の黄金リストに記載。“Zuzanka z pistacjowego domu”(ピスタチオの家のズザンカ)はコルネル・マクシンスキ文学賞を受賞。読書普及活動に対してIBBY賞を受賞した
シマノヴィチ,マチェイ[シマノヴィチ,マチェイ] [Szymanowicz,Maciej]
本の表紙およびさし絵作者。子どものころより絵を描くことを好む。演劇アカデミーのビャウィストック人形劇学部で学ぶ。人形劇役者になるも、その後、絵画に戻る。さし絵、本の装丁、芝居のポスターなどに従事している
田村和子[タムラカズコ]
ポーランド語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 真昼の暗黒 岩波文庫