出版社内容情報
有吉玉青がめぐる伝承工芸の工房
本書は2018年8月~2021年9月まで「日刊工業新聞」に連載された有吉氏と黒澤氏による職人さんの仕事場への取材記事をもとにまとめたものである。江戸小紋、鼈甲細工、雛人形、木彫、漆芸、江戸切子、江戸指物、加賀毛針、江戸すだれ、籐細工、江戸刷毛、水引、江戸組紐、七宝、つまみかんざし等、38件の職人さんの工房を訪ね、その技芸の「粋」に迫る。
内容説明
本書は日刊工業新聞(二〇一八年八月~二〇二二年九月)の連載記事に加筆・修正を加えたものである。江戸小紋、鼈甲細工、雛人形、木彫、漆芸、江戸切子、指物、毛針、すだれ、籐細工、刷毛、水引、細紐、七宝、つまみかんざし等、職人技の粋に作家と画家が迫る。
目次
甘やかな香りに包まれて(岩井つづら店)
老舗継ぐ運命のうねり(二葉苑)
石の声聴き理想の形へ(寶研堂)
美しい甲羅を守る努力(大澤鼈甲)
鍛冶屋さんはうそつかない(五香刃物製作所)
一子相伝、技と心(飯塚人形)
好きだから彫りつづける(宗舟)
心くすぐる可愛い箱に(箱長)
偶然や人との縁に導かれ(銀泉いずみけん)
組台は己に向き合う“鏡”(龍工房)
着る人にあわせて染める(上田工房)
壊れたグラスが風鈴に(彩り硝子工芸)
深い美しさの秘密は正直(表完工房)ひと粒ひと粒、括る日々(和絞房)
ぴったりはまって大丈夫(江戸指物木村)
創業者の「生き方」受け継ぐ(市原)
無病息災、願いをかけて(むさしや豊山)
あきのこない「上品さ」(真多呂人形)
鮮やかな色、鮎と知恵比べ(目細八郎兵衛商店)
相手を想う贈り手の心結ぶ(津田水引折型)〔ほか〕
著者等紹介
有〓玉青[アリヨシタマオ]
1963年東京都生まれ。大阪芸術大学教授。早稲田大学哲学科、東京大学美学藝術学科卒業。1989年、東京大学大学院在学中に、母・佐和子との日々を綴った『身がわり』を上梓、翌年坪田譲治文学賞を受賞。ニューヨーク大学大学院演劇学科修了
黒澤淳一[クロサワジュンイチ]
1952年大阪市生まれ。1976年金沢美術工芸大学商業デザイン科卒業。CM総合研究所を経て2009年「株式会社東京えんむすびカンパニー」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふう
なおなお
Go Extreme
chuji