アジアの独裁と「建国の父」―英雄像の形成とゆらぎ

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アジアの独裁と「建国の父」―英雄像の形成とゆらぎ

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  • サイズ 46判/ページ数 340p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779129544
  • NDC分類 312.2
  • Cコード C0022

出版社内容情報

毛沢東、金日成、ホー・チ・ミン、アウンサン、シハヌーク、ジンナー、
ナザルバエフ、カリモフ、ニヤゾフ、李承晩、蒋介石、スカルノ――

独立や革命を達成したアジア諸国では、権威主義体制(独裁)が多く見られた。それらの国々では独立闘争や革命の時期に指導者であった人物を「建国の父」として讃え、その人物を支配の正統性シンボルに活用した。こうした「建国の父」像は、独立後の各国の体制によってどのように継承され、変容していったのだろうか。本書は、それらを共同で多面的に解いていったアジア近現代史、比較政治研究の書である。

【編者】根本 敬=上智大学名誉教授、粕谷祐子=慶應義塾大学法学部教授。
【執筆者】石塚二葉=独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所研究グループ長/泉谷陽子=フェリス女学院大学国際交流学部教授/礒崎敦仁=慶應義塾大学法学部教授/磯崎典世=学習院大学法学部教授/井上あえか=就実大学人文科学部教授/宇山智彦=北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授/新谷春乃=独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員/葉 亭?=台湾國史館協修/横山豪志=筑紫女学園大学文学部アジア文化学科准教授。

内容説明

毛沢東、金日成、ホー・チ・ミン、アウンサン、シハヌーク、ジンナー、ナザルバエフ、カリモフ、ニヤゾフ、李承晩、蒋介石、スカルノ―独裁体制を維持するための正統性シンボルに活用されたこれらの「建国の父」像は、各国の体制よってどのように継承され、変容していったのか。

目次

序 権威主義体制における正統性問題と「建国の父」―比較分析試論
第1部 神格化される「建国の父」(中国 毛沢東のふたつの神話―「二万五千里長征」と「抗米援朝」;北朝鮮 金日成―「偉大な首領様」の神話化;ベトナム ホー・チ・ミン―偶像化が進む民族の慈父)
第2部 権威主義リーダーの交代と「建国の父」(ミャンマー アウンサン―三二歳で暗殺された指導者の歩みと、独立後の顕彰のゆらぎ;カンボジア シハヌーク―復活を繰り返した長命な「建国の父」;パキスタン ムハンマド・アリー・ジンナー―ムスリムの自由を求めた「建国の父」 ほか)
第3部 民主化と「建国の父」(韓国 李承晩―失墜した韓国の「建国の父」;台湾 蒋介石―中華民国在台湾の「建国の父」;インドネシア スカルノ―インドネシアが求めた政治的役割)

著者等紹介

根本敬[ネモトケイ]
1957年生まれ。上智大学名誉教授。専門はビルマ近現代史

粕谷祐子[カスヤユウコ]
1968年生まれ。慶應義塾大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かにーじゃ

2
毛沢東、金日成、ホーチミン、アウンサン将軍、蒋介石、スカルノなどが、どのように国内で神格化されていったかを説明している。 シアヌーク、ジンナー(パキスタン)、ナザルバエフ(カザフスタン)、カリモフ(ウズベキスタン)、ニヤゾフ(トルクメニスタン)、李承晩(韓国)についてはあまり知らなかったので勉強になった。 アウンサン将軍の事はほぼ知らなかったので、興味深く読めたし、ミャンマー(ビルマ)が社会主義国家の時代があった事も初めて知った。2025/01/13

Go Extreme

2
権威主義体制における正統性問題と建国の父 神格化される建国の父: 中国・毛沢東のふたつの神話―二万五千里長征と抗米援朝 北朝鮮・金日成―偉大な首領様の神格 ベトナム・ホーチミン―偶像化が進む民族の慈父 権威主義リーダーの交代と建国の父: ャンマー・アウンサン カンボジア・シハヌーク パキスタン・ムハンマドアリージンナー 中央アジア諸国・ナザルバエフ、カリモフ、ニヤゾフ 民主化と建国の父: 韓国・李承晩―失墜した韓国 台湾・蒋介石―中華民国在台湾 インドネシア・スカルノ―インドネシアが求めた政治的役割2024/09/25

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