出版社内容情報
落語家・三遊亭好楽師匠の人柄に惚れた。人生の先輩に
対して失礼ないい方だが、それが偽らざる素直な言葉だ。
わたしは落語ではなく人生の師として池之端の師匠、好楽師を選んだ。わたし自身の手習いの師匠になって貰った。わたし自身は自分の人生の師匠になって貰うなら学ぶことの多い「人柄の好楽師匠」と勝手に自分で決めていた。謦咳に接し、人間をさらに磨く。そのためには好楽師匠の傍にいなければいけないと思っていた。好楽師匠に、わたしがこれからの人生で大切な事柄について質問して、答えて貰うという形で原稿にしたいのですがと恐る恐る話すと「半七捕物帳だね」と、師匠は笑った。師匠の人生の楽しみ方をぜひ教えて欲しい。好楽師匠に会うといつもにこやかに今がとても楽しいんだというように挨拶される。楽しい話題で常にその場にいるみんなを気持ち良く、楽しく、明るい気分にさせてくれる。肩書きも仕事もなくなった元新聞記者としては、ぜひその秘密も探ってみたかった。
内容説明
三遊亭好楽最期の言葉、ここに!好楽師に私淑する元・新聞記者の聞き書きによる人生指南録。
目次
第1章 人生の楽しみ方
第2章 噺家師弟の交わり
第3章 藝談秘話そして笑点
第4章 池之端の師匠
著者等紹介
三遊亭好楽[サンユウテイコウラク]
1946年東京都豊島区出身。前名は林家九蔵。2020年より五代目圓楽一門会顧問を務める。演芸番組『笑点』の大喜利メンバー
松垣透[マツガキトオル]
1958年大分県中津市出身。元新聞記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。