出版社内容情報
反体制ハードボイルド小説出来!
「君は正気なのか。正気で言っているのか」「正気ですとも。私は卑怯者です。だけど、正気なんです」(『カラマーゾフの兄弟』より)
本書は、雑誌「情況」にて2019年10月秋号から2022年7月夏号まで3年にわたって連載され、好評を博したH大学時代の1980年代から90年代にかけて著者が経験した運動をもとに、「愛」と「革命」と「暴力」に生きた過激派学生の姿を描く『蒼ざめた馬』(ロープシン)や『党生活者』(小林多喜二)の系譜に連なる革命小説である。
内容説明
1980年代から90年代にかけて経験したH大学での運動をもとに、「愛」と「革命」と「暴力」に生きた過激派学生の姿を描く―反体制ハードボイルド小説!
著者等紹介
中川文人[ナカガワフミト]
1964年生まれ。作家、編集者、実業家。有限会社ヨセフアンドレオン代表取締役。法政大学文学部哲学科中退。レニングラード大学(現サンクトペテルブルク大学)中退。法政大学在学中に監獄小説『余は如何にしてイスラム教徒となりし乎』(『1987年の聖戦』に改題)を上梓。また、テロリズム研究会代表、学術行動委員会代表、文芸部(第一部)自治会執行委員長などを歴任、黒ヘルのリーダーとして活動。父方の祖父・藤岡淳吉は日本共産党創立のメンバーの一人。脱党後は共生閣や聖紀書房、彰考書院などの出版社を経営した人物。1999年、広告制作プロダクションを経て、編集プロダクション・ヨセフアンドレオンを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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katoyann