出版社内容情報
遺体の安置施設や処置施設が、徹底的に排除される社会………
現代における死の諸相を、広範な文献や記事、映画やドキュメンタリーのほか、
取材などで得た現場の人々の声や知見などに基づいて解き明かす。
死生観の空洞化、誰にも弔われない死、死後の世界/臨死体験といった「来世」の思考の根源、恐怖管理理論、カニバリズム的な社会、自殺の概念から、孤独死、粉骨サービス、葬儀の現場まで
内容説明
「死」は排除されるべきものなのか。あなたの死とわたしの死、彼らの死を考える。安楽死、無縁死、孤独死、自殺(幇助)、死後の世界、臨死体験、デジタル来世、空洞化する死生観、弔いの格差、遺体安置所、粉骨サービス、エンバーミング。現代の死の諸相を解き明かし、「死の社会化」を提言する。
目次
プロローグ 死に取り憑かれて
第1章 なぜ死はバッドニュースなのか
第2章 ポスト無葬時代の不安な「わたし」―来たるべき弔いをめぐって
第3章 生きている死体と向き合う―「身体の延長」としての死体論
第4章 来世(アフターライフ)を夢みながら
第5章 「恐怖管理」に至る病
第6章 「救済の手段」としての自殺
第7章 ゾンビはわたしたちとともにある
第8章 永遠に生きることの憂鬱?
エピローグ 柔軟性こそが恵みとなる
著者等紹介
真鍋厚[マナベアツシ]
評論家、著述家。1979年、奈良県天理市生まれ。大阪芸術大学大学院修士課程修了。2016年、テロリズムを評論・映画・小説・マンガなどを渉猟しながら考察し、一律に解釈できない多様な正義を読み解いた『テロリスト・ワールド』(現代書館)でデビュー。社会学者の宮台真司氏から激賞される。研究分野は、ネット社会、コミュニティ、宗教、自己啓発、陰謀論、テロなど多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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templecity
y
完敗
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