詳説「ラストボロフ事件」―日本における最大級の諜報活動の実態

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詳説「ラストボロフ事件」―日本における最大級の諜報活動の実態

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  • サイズ 46判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779129186
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0021

出版社内容情報

ラストボロフ事件とは、旧ソ連によるスパイ事件である。諜報員ユーリー・ラストボロフは第二次世界大戦後、内外政策に関する情報収集の任務を帯び日本を訪れ、外務省や通産省の事務官らを含む日本人エージェントを用いて情報収集を行った。1954年1月24日、彼は米国へ亡命し、その活動を暴露したことによって発覚したのがこの事件であった。1953年3月スターリン死去。内務大臣ベリヤが逮捕され、ソ連国家保安機関内では粛清が開始された。1954年大使館の会議でラストボロフのモスクワ召還が決定される。彼は同年1月25日発の横浜-ナホトカ便で帰国する予定が、その前日1月24日、米国防諜員メリー・ジョーンズと接触、CIA代表部に引き渡された。「ラストボロフ失踪」についてはマスコミは様々に報じた。亡命後、彼は記者会見を開き、日本における情報収集活動の実態を暴露。1950年までにソ連のエージェントとなることを誓約した日本人約500名、その他情報提供者を含む潜在エージェントは約8000人を超えていたことが明らかになった。これらの経緯を調査した警視庁公安部の詳細なる報告書をもとに、国家による諜報活動の究明を本書では記した。

内容説明

ソ連の諜報員ラストボロフはなぜ米国へ亡命したのか!?第二次大戦後、任務を帯び日本を訪れたラストボロフ。外務省や通産省の事務官らを含む日本人エージェントを用いて情報収集活動を行った。スターリン没後、1954年、帰国をとり止め、米国防諜員と接触しCIAに引き渡された。そして記者会見を開き、諜報活動の実態を暴露。本書は国家による諜報活動の真相を剔抉する。

目次

貴重なファイル
ラストボロフの手記
駐日代表部の声明
第二、第三の供述調書
庄司宏
高毛礼茂
諜報活動の手先
暗号名は「ヨシダ」
捜査の経過状況
最後の連絡
志位正二の自首
宏池会初代事務局長・田村敏雄
石山正三と吉野松夫
コード名ナカタ
コード名ウエノ
飯沢重一ほか
暗号名エコノミスト
泉頸蔵
暗号名はタテカツとヤマダ
裏付捜査〔ほか〕

著者等紹介

稲村公望[イナムラコウボウ]
1947年奄美・徳之島生まれ。1972年東京大学法学部卒業。同年郵政省入省。1978年米国フレッチャー法律外交大学院修了。1980年在タイ日本国大使館一等書記官。1983年郵政省復帰。1986年通信政策局国際協力課企画官。1986年埼玉大学客員教授、基盤技術研究促進センター出資部長、通信政策局国際協力課長、郵務局国際課長。1994年東海郵政局次長。1996年沖縄郵政管理事務所所長。1999年郵政大臣官房審議官。2001年中央省庁再編により総務省大臣官房審議官。2018年「月刊日本」客員編集委員、岡崎研究所特別研究員。2019年(令和元年)春の叙勲で瑞宝中綬賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

111
敵国での諜報活動は日本人の最も苦手な分野だが、占領期日本では米ソの熾烈な諜報戦が展開されていた。ラストボロフ事件では日本人5百人がソ連情報部のエージェントとなっていたと明らかにされ、終戦後も目に見えない戦争が続いていた実態を広く知らしめた。ウクライナと中東で戦火が続き、中国が公然と地球支配の意図を示し始めた今日、科学技術の発展と相まって合法非合法を問わず情報戦争はいよいよ手段を選ばぬものになっている。純粋なヒューミント時代の事件だが、冷血な国際政治など無関係と思っている日本人も改めて考えるべき問題だろう。2023/12/03

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