師弟論―伝統芸能とパワハラ

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師弟論―伝統芸能とパワハラ

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  • サイズ 46判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779128905
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0076

出版社内容情報

あなたには師匠はいますか?

先般、師弟間でパワハラ問題が発生。弟子の「告発」によって落語界に大きな一石が投げ込まれた。仲間内ではだんまりか弟子への擁護の声が大きい。悪く言う人は仲間内にはいない。一方ネットの反応は「司直(民事・刑事)に訴えることはない」「伝統芸能の世界では師匠は絶対だ。師匠が白いものでも黒と言えば黒になる」「芸人のルールと世間の常識や法律は別」という声も多い。しかし一般人がなぜ「芸人のルール」などと言えるのか。さらには「伝統」というが、伝統というのは室町時代から続く能・狂言の側が言うのはわかるが、落語や歌舞伎も江戸時代からはあるけれど、今のルールが確立したのは「戦後」なのだ。落語界に暴力はあるのか。果たして師匠の言うことは絶対か。喫緊の問題を斬る!

内容説明

あなたには師匠はいますか?「パワハラ問題」発生。弟子の「告発」により落語界に大きな一石が投じられた。ここに書いたことが正しいなんて思ってはいない。結論もきちんと書いたわけではない。ただ本書が議論のきっかけになればいいと思う。

目次

第1章 落語家の師弟とは何か?
第2章 師弟関係から見た落語の歴史
第3章 ハラスメントと落語
第4章 修業とハラスメント
第5章 元・天歌の件の動向
番外 師匠と私

著者等紹介

稲田和浩[イナダカズヒロ]
東京都出身。作家、演芸作家(浪曲・落語・講談・漫才の台本、新内・長唄・琵琶・その他現代邦楽の作詞、演劇の脚本、演出)、演芸評論家など。日本脚本家連盟演芸部副部長(2023年3月現在)、文京学院大学外国語学部非常勤講師(日本文化論、芸術学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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fwhd8325

53
このニュースは、少し戸惑いながら、成り行きを注視しています。師匠と弟子という関係性から見て、パワハラが成立するのだろうか。もちろん、暴力は行けないことです。その状況によっては、許容されてもおかしくない世界であるようにも思います。私の世代では、部活、社会に出てから理不尽なことをたくさん経験してきました。今は、ハラスメントが定着してきているので、ある意味うらやましく思います。この告発はまだ係争中です。天歌さんには噺家として復帰して欲しいと思います。このニュースがほとんど報道されないことに疑問を感じます。2023/06/03

道楽モン

12
三遊亭円歌が弟子からパワハラで訴えられ、弟子は破門という昨年の事件を発端として、古典芸能における師弟関係を検証する一冊。暴力は論外だが、諭すのではなく気分によってハラスメントされるのはたまったもんじゃないだろう。優れた表現者が人格者として立派であるとは限らないし、師を選ぶ目を持っている事も必要だ。亡き師を偲ぶ弟子たちの座談会という定番企画を読むのは楽しい。談志も志ん朝も小さんも圓生も彦六も、スタンスは違えども、師としては理想的だったことが思い起こされる。訴えた弟子を野暮の一言で片づけてはならんよなー。2023/05/31

qoop

5
今年一月に結審した四代目圓歌師のパワハラ裁判。本書はこの裁判をきっかけに企画されたと察せられるが、判決を待たずに出版されている。著者は落語における師弟関係の変遷を踏まえて現状への問題提起を行いつつ、現代の風潮として〈伝統の中でハラスメントが許されるのか否かではなく、ハラスメントを許す伝統が悪い、に話がすり替わりいそうで怖〉い(p128)と説く。後付けであることを承知で言えば、著者の危惧をより解く上でも、指導といっても違法性は免れない、という裁判所の判断を反映させた上で本書は書かれるべきだったろう。2023/04/27

funkypunkyempty

2
★★★ 贔屓の客だろうとなんだろうと噺家に芸のことであ~だこ~だ言う神経が分からない。著者は噺家さんにブチ切れられたことがあるとのこと。その噺家さんのことが好きになった。2023/06/11

athnete10

1
時代が変わってやりづらくなった部分は多々あると思う。が、時代は繰り返すのでまた、昔のような日々があり前になる日が来るかもしれない。2023/08/11

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