「精神分析」と反「精神分析」―フロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリ

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「精神分析」と反「精神分析」―フロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリ

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  • サイズ 46判/ページ数 364p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779128745
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

~フロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリ~
現代思想家の中からフロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリについて、「精神分析」VS 反「精神分析」という視点から問う。本書では四人の基本思想をあえてくどくどしい書き方で行う。そのうえでそれぞれに「問題提起」を行う。そうした「問題提起」について、各篇ではそれぞれの思想家の基本思想の紹介を繰り返し述べる。その背景の一つとして、講義において学生への「基本が大事」という思いを込めた教材として著した。もう一つの背景は、「思想」を担う者にありがちな「うわ滑り」を避けることを意図した。こうしたことに基づき、四人の思想家について一定の在り方で、「際立った」主張を中心に、次のことを願いながら検討した。幾分なりとも「現実」との格闘を生み、「現実」を変える。そして本書におけるフロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリの主題化は次の問いに基づく。拙著『現象学の再生』(2018年) において述べた、最後期のフッサールにおけるフロイトからの影響、そしてフロイトの思想を限定した在り方で展開することに基づく独特な「生」の立場、さらには独特な「普遍主義」についての主張を踏まえ、「現代思想」をめぐってどのようなことが言えるのか、 そしてどのようなことが展望できるのかを「問題提起」する。

内容説明

「現実」との‘格闘’を生み、「現実」を‘変える’。フロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリの主題化―最後期のフッサールにおける、フロイトからの影響、そしてフロイトの「思想」を限定した在り方で展開することに基づく独特な「生」の立場、さらには独特な「普遍主義」についての主張を踏まえるならば、「現代思想」をめぐり、さらにどのようなことが言えるのか?そしてどのようなことが展開できるのか?「精神分析」VS反「精神分析」という視点から問う。

目次

第1篇 フロイト(フロイトを、どのようにとらえるか?;フロイトの基本的「思想」その1;フロイトの基本的「思想」その2;フロイトの最終的「思想」をめぐって)
第2篇 ラカン(ラカンを、どのようにとらえるか?;ラカンの基本的「思想」その1;ラカンの基本的「思想」その2;ラカンをめぐる問い)
第3篇 ドゥルーズ(ドゥルーズを、どのようにとらえるか?;ドゥルーズへの問い;『アンチ・オイディプス』への問い;その後のドゥルーズを、どのようにとらえるか?)
第4篇 ガタリ(ガタリを、どのようにとらえるか?;ドゥルーズ、そして、ガタリ;「制度的精神療法」からの出発:「社会」をつくり出すことに向けて;「エコゾフィー(生態哲学)」の展望)

著者等紹介

金子淳人[カネコアツヒト]
専修大学文学部所属兼任講師(哲学、倫理学、現代思想等)。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(哲学)研究指導修了退学(2005年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

11
現代思想界でも特に解り難くて有名なラカンやドゥルーズやガタリを精神分析という軸を巡る対立から語る文体が立岩真也的な、専門用語を避けるが故にかえって読み辛いやつ。ジャーゴンを排して、精神病のラカン的理解がそれまで信じてた規範と権威を信じられなくなる陰謀論みたいな話になり、コードも権威のように解して脱コード化は金が全てを決めてあらゆる権威を相対化することだと説明。金=資本主義によるコード解体としてのスキゾの更に先の、金だけでは済まない何かが存在する次元へ至る資本主義の相対化としてスキゾを目指す思想が語られる。2025/03/31

きろく

5
あらゆる人間関係にはノリがあって、必ず自分の中にそこから排除されうる要素が一つ以上はあるはずだと思って、人間関係を信じられないと感じていた。これは象徴界と想像界で人間関係を見る、ラカン的な見方だと思う。でも、本書でラカンとは違うドゥルーズ・ガタリの考え方をはじめてちゃんと読んで、「現実的に人と関わるということがありうる」「逆トラウマというポジティブな決定的な出来事がある」という彼らの思想を知って、これからドゥルーズ・ガタリ、特にガタリのコミュニティ論を読んでみたいと思った。2025/05/26

うえ

5
「ラカン派は、「自由連想法」を展開させた、医師と患者の一対一の「関係」に基づく「治療法」を行なっていたが、それに対して、ガタリは次のことを主張した。一対一の関係にとどまらず、複数の人々の関係に基づき、しかも、単に言語だけに基づくのではなく「表明行為」に基づいた、しかも、踏み込んで基づいた、かかわり合いを持ちながら、言わばコミュニティーを担い合うという在り方において、それぞれの人において「社会性」がはたらくことを促す、ということが、治療法として求められる。そのような、言わばコミュニティー療法が求められる。」2025/04/20

TI

3
普通に読むには難しいすぎ。一般読者を相手にしているんだろうか??2023/06/30

Go Extreme

1
https://claude.ai/public/artifacts/b1da126f-295e-4174-a433-722c8ebdd55e 2025/06/16

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