出版社内容情報
旅の途上にて出合う「碑」こそは、表現されるべき
短く堅固な「散文」にふさわしい形式と思われた。
スペイン巡礼路にサン・ロケ峠がある。
ひとりの巡礼がうしろ姿を見せて歩いている。ブロンズ像だ。
強い日差しを浴び、吹き上がる強い風に耐えて歩いている。
長旅にかなり疲れた様子だが、歩みを止めない。
依然として歩き続ける巡礼と著者がどういう「言葉」を交わしたか。
それを本書は明らかにしようとする。
内容説明
スペイン巡礼路にサン・ロケ峠がある。一人の巡礼がうしろ姿を見せて歩いている。ブロンズ像だ。強い日差しを浴び、吹き上がる強い風に耐えて歩いている。長旅にかなり疲れた様子だが歩みを止めない。依然として歩き続ける巡礼と著者がどういう「言葉」を交わしたか。それを本書は明らかにしようとする。
目次
1 旅の探求(天の道;漂泊 ほか)
2 青春への旅(青春―サミュエル・ウルマンを讃えて;大地と天空を案内する者―ガストン・レビュファを讃えて ほか)
3 希望への旅(談話の人;希望の灯り ほか)
4 孤独への旅(静寂―スカイ島の谷間の道を行く;聖アントニウスの炎に焼かれて―リスボン考古美術館 ほか)
5 創造への旅(辱しめられた夜にぼくは立ち会っている―一つの友情を讃えて;橋はどのようにして出来るか―フランツ・ファノンの教え ほか)
著者等紹介
立野正裕[タテノマサヒロ]
1947年福岡県生まれ。明治大学文学部名誉教授。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学。明治大学大学院文学研究科修士課程修了。その後、同大学文学部教員として英米文学と西洋文化史を研究。反戦の思想に立ち、今日の芸術と文学を非暴力探究の可能性という観点から考察している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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