内容説明
街なかを歩きながら、耳目にふれる看板や貼紙、人びとの声に、「英語表現」の特徴を観察したメモランダム。彼我の文化の違いにあらためて驚かされる。写真多数収載。
目次
ホーム・スウィート・ホーム
御霊よ、安らかに
旅のめざめ
旅のなかばで
旅のおしまい
ホームレスを憂う
ホームレスと語らう
危険がいっぱい
ご注意のAランク
恐ーい注意〔ほか〕
著者等紹介
梅宮創造[ウメミヤソウゾウ]
1950年会津生れ。早稲田大学・文学学術院教授。専門は19世紀イギリス小説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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AyaZ
4
イギリス小説を専門とする大学教授が、研究でイギリスに滞在した際に触れた、街中のあれこれについてのエッセー。お店に貼ってある注意書きの表現を取り上げて、そこから垣間見える国民性を分析しているところが面白かった。また、さすが文学者といった、気の利いた表現(時には私が知らない言葉も!)もところどころ使われていて、日本語の勉強にもなる。楽しく、どんどん読み進めて、あっという間に読了。2024/08/01
ゆうら
4
英国の街中にある様々なメッセージを紹介しつつ、イギリス人の考え方、生活などに触れられる本。必要な事だけ告げるものあり、ユーモアのあるもの、婉曲な表現なもの、英語がわからなくでも訳と解説があるから楽しめる。トイレとホームレスの話に興味を惹かれた。2019/07/13
妖湖
1
図書館で借りた本。「町にあるメッセージを読む」という副題。日常の英語なんだろうが、なかなかわかりません。イギリスでも最近は紅茶よりコーヒーなのかな。2019/07/17
しろなめこ
0
イギリスを歩きながら、文化を知れる感覚になれる。 イギリスの文化に対して誠実なイメージを持っていたけれど、その中にもユーモアがあって、新しい一面を知ることができた気がする。 イギリスの演劇文化については、あまり知らないこともあったので、もっと深く知りたいと思った。2023/05/07
ゆうさん
0
面白いです。作者と一緒にイギリスを旅している気分になれます。2020/06/03