内容説明
北アメリカの「フランス系カナダ」、ケベック州。冬の寒さ厳しいこの地で自らの存在をフランス語に託し、ときに内省的に、ときに高らかに謳われる詩の数々。初期から現在に至るまでの、「ケベック詩」の魂を凝縮した、初のアンソロジー。日本初紹介を含む36人の詩人を収録。
目次
オクターヴ・クレマズィ
ルイ・フレシェット
アルベール・ロゾー
エミール・ネリガン
ジャン=オベール・ロランジェ
アラン・グランボア
アルフレッド・デロシェ
リナ・ラニエ
サン=ドニ・ガルノー
アンヌ・エベール
ジル・エノー
クロード・ゴヴロー
ガストン・ミロン
ロラン・ジゲール
ポール=マリー・ラポワント
フェルナン・ウエレット
ガシアン・ラポワント
ジャック・ブロー
ミシェル・ラロンド
イヴ・プレフォンテーヌ
マドレーヌ・ガニョン
ジェラール・ゴダン
ジルベール・ランジュヴァン
ポール・シャンベルラン
ミシェル・ボーリュー
ピエール・モランシー
ニコール・ブロサール
ドゥニーズ・デゾテル
ピエール・ヌヴー
ジョセフィーヌ・バコン
ジャン・シウィ
ジョエル・デ・ロズィエ
マリー・ウゲ
エレーヌ・ドリオン
ルイ=カルル・ピカール・ソウィ
ナタシャ・カナペ・フォンテーヌ
著者等紹介
立花英裕[タチバナヒデヒロ]
早稲田大学名誉教授
真田桂子[サナダケイコ]
阪南大学教授
後藤美和子[ゴトウミワコ]
詩人、早稲田大学非常勤講師
佐々木菜緒[ササキナオ]
明治大学大学院博士後期課程在学中・白百合女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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nightowl
2
色々と解説されてはいるけれど、やはり自然から幻視するタイプの詩人が目立つ。ただ二篇位でなくもっとじっくり作家と向き合いたい、と贅沢なことを願ってしまったり...ところで解説の"半年近くにも及ぶ単色的な季節は、あまり詩に向いていないのではないのかと思えるほど"という文章には道産子としてかなり反論有り。冬の白さといっても単純に纏められるものではない。誰も足を踏み入れていない土地の白さ、影のさした青みがかった白さ、曇り空の灰色がかった白さ等々詩作者の発想が様々に湧き上がるものばかりである。2019/09/22
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