レトリックと哲学―ケネス・バークからミシェル・フーコー

個数:
  • ポイントキャンペーン

レトリックと哲学―ケネス・バークからミシェル・フーコー

  • 中西 満貴典【著】
  • 価格 ¥4,400(本体¥4,000)
  • 彩流社(2019/03発売)
  • 読書週間 ポイント2倍キャンペーン 対象商品(~11/9)
  • ポイント 80pt
  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779125683
  • NDC分類 801.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

レトリック(修辞学)研究での〈文字/声〉という伝達媒体の違いにより、各時代の表現形式や思考様式特性を浮び上がらせる研究。レトリック(修辞学)研究においては、

言語の本質を、対義的概念とみなし、

その構造が出来事の矛盾の構造と

相応関係にあることを洞察しようとしている。



ケネス・バーク研究から始まり、伝達媒体の相異と、

表現のしかたや発想様式のちがいとの連関性に、

研究の焦点は移っているが、

本書でも、〈文字/声〉の対比において、

それぞれのモード(表現形式や思考様式)の特性を

浮びあがらせることに専心する。

そして、これを契機に、目的物の探究のための資源が

ジャンル横断的にひそんでいることに気がつくことになる。



〈文字/声〉の分節によって、さまざまな分野の問題

――文学批評、思想史、科学哲学等――を切りとることが

できるのではないか。



伝達媒体のちがい――〈文字/声〉あるいは、

それに対応する身体感覚のちがい(視覚/聴覚)――が、

各時代の表現形式やそれにともなう思考の様式と

なんらかの関係があるのではないか、という直観。



それは、時間的スケールをひろげ、

ルネサンス期までの自然哲学と、

いわゆる近代科学のそれぞれの「知」の在りかたそのものを、

考えることを促すのである。



本書は、フーコー再読から、やがて

〈文字/声〉の区分が、

「近代的知/ルネサンスの知」という分節と、

パラレルな関係にあることが主題となっていき、

とりわけ、研究方法としては、本書構成上、

異なる対立軸の中間に、ジャンルをまたぐ論考を配置することで、

主題を複合的重層的に考察していくことを試みて行くものと

なっている。

中西 満貴典[ナカニシ ミキノリ]
著・文・その他

内容説明

言語の本質を対義的概念とみなして、その構造が出来事の矛盾の構造と相応関係にあることを洞察する。バークのレトリック観に魅せられた筆者。フーコー読みをへて、やがて“文字/声”の区分を思考の補助線として位置づけ、伝達媒体の相異が「近代的知/ルネサンスの知」という分節とパラレルな関係にあることを主題化する。

目次

第1部 不調和の調和(ケネス・バーク研究(1)提喩概念の射程
ケネス・バーク研究(2)言語の弁証法的構造と主体概念の形成)
第2部 思考モードとしてのレトリックの可能性(レトリック批評におけるメトニミーの可能性;機械化された思考に対置される口承的世界の可能性;“哲学/レトリック”の反転の可能性)
第3部 オラル世界を知るための「装置」―序奏(解釈の連鎖による知の在りかた―『言葉と物』を読む;オラル世界における思考様式―文字世界と対比して)

著者等紹介

中西満貴典[ナカニシミキノリ]
1953年愛知県生まれ。名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。博士(学術)。岐阜市立女子短期大学英語英文学科教授。専門はレトリック批評、記号論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品